出版社内容情報
明治維新前後、歌舞伎界を彩った不世出の立女形・沢村田之助。壊疽で四肢を失ってもなお舞台に執念を燃やす田之助を支えた陰の女
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鴨の入れ首
1
幕末から明治時代初期にかけて活躍した悲運の天才歌舞伎役者・三代目澤村田之助の生涯を描いた歴史小説と言っていいでしょう。江戸歌舞伎で一世を風靡した天才女形役者を、一介のお手付き侍女の視点から見つめる話でした。あまりにも凄まじい才能と悲運に読んでて瞠目しましたが、実在の人物だったと知って二度驚愕しました。登場人物の誰にも感情移入できませんでしたが、三代目澤村田之助の実像に迫ろうとする作者の情熱の凄まじさに圧倒されました。2024/06/25
canabi
0
81−20182018/11/29
-
- 和書
- 毛沢東の私生活 〈上〉