板前さん、ご用心―蜀山人・大田南畝の推理

板前さん、ご用心―蜀山人・大田南畝の推理

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  • サイズ B6判/ページ数 349p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784163108605
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

名料理人、「八百善」の栄蔵が殺された。事件の鍵は最後に作った料理にあるようだ。狂歌師・大田蜀山人は、敢然、謎に挑んだが…

内容説明

当文政元年で70歳、いまだ隠居も出来ない、百俵7人扶持の貧亡御家人、大田南畝。水練以外の武術はまるで不得手ながら、蜀山人・四方赤良・山手馬鹿人など多くの筆名は、狂歌、黄表紙、洒落本の作者として、知らぬ人とてない。加えて長嶋奉行所勤務時代に会得した、オロシャ語、エゲレス語の達人でもある。伊能忠敬、「八百善」の清吉と出かけた大山参りの帰途、江ノ島の旅館で、「八百善」の板前だった江戸一番の名包丁〈料理人〉、栄蔵に再会したが、それも束の間、栄蔵は庭から黒覆面が投げた出刃で殺された。どうやら、事件の鍵は栄蔵が死の直前に作った〈見立献立〉にあるらしい。元年中首座、松平定信のサロンに集まる一騎当千の文化人たちをブレーンに、蜀山人・大田南畝の推理は冴えわたる。ユーモア時代推理書下ろし。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三十郎椿

2
料理と推理の時代小説。晩年の南畝先生は面白い。松平定信、伊能忠敬、塙保己一、北斎、崋山、杉田玄白(あの世から登場)など、出てくる人が豪華で、読んでいて楽しかった。2011/09/20

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