出版社内容情報
昼は中東問題研究所で働くインテリ女性、夜はエスコート・クラフに身をおくヒロインの奇妙な愛の意識と、彼女を襲う国際政治の渦
内容説明
ローレン・スローターはロンドンの中東問題研究所に勤める美しいインテリ女性だが、夜はエスコート・クラブに身をおき男性の相手をする。しかし、その二重生活は苦悩や煩悶とは無縁で、彼女はあくまでも知的で、力強く、行動的で、新鮮だ―その彼女を巻きこむ国際政治の陰謀。「モスキート・コースト」「ワールズ・エンド（世界の果て）」と、“異国にある他所者”の意識を書きつづけるベストセラー作家ポール・セローの奇妙な魅力に満たち傑作中篇小説。
