出版社内容情報
喧嘩、口論、とりもどし物、よろずもめごと仲裁つかまつり候。旗本の家を出奔し裏店に住みついた神名平四郎の奇妙な商売。全二十四話。これこそ時代小説の醍醐味
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tanaka9999
11
1983(昭和58)年第一刷、文藝春秋の単行本、8編。主人公は弁舌と剣術に優れているという設定。剣術に優れているのが口も巧みというのは面白いかもしれない。もっとも弁舌にすぐれているというより交渉力があるというべきか、だからこその旗本の子で生活が崩れた時期があったという設定なのだろう。いずれにしても飄々としていて面白い2025/04/18
みょん
1
★★★★ 久々に再読。やっぱり面白い。 平四郎の飄々としたキャラが良い。 藤沢氏は、こういうものを書くと本当に生き生きとして巧だなぁと感じる。2012/03/28