隣りの女

隣りの女

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163067407
  • NDC分類 913.6

出版社内容情報

西鶴の現代版ともいうべき人妻の恋の道行きを描いた表題作をはじめ、胡桃の部屋、幸福、下駄、春が来たなど五篇を収めた小説集

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さくら咲く

19
向田さん、昭和を懐かしみながら読み進めた。短編5編によるもの。気を衒うでも無く人間の心根を言い当てている妙は向田さんだなぁと納得。表題の他の作品は幸福、胡桃の部屋、下駄、春が来たの4編。実際には春が来なかった「春が来た」が切なかった。2022/06/23

舟江

5
3月図書館の読書会のテーマ本ということで手に取った。表題の本は、全部で61ページしかないのだから、1時間ほどで読めるはずだが、あまりに刺激的過ぎて、45頁(本の51頁)ほどで本を閉じた。翌日残りを読んだが、すでに気がそがれてしまっていた。内容は、文章が小説の表現方法ではなく、台本のようだった。役者が肉付けをして、やっと作品になるという。2021/02/20

悠雅

2
30年前に買った初版本を、何度目かの再読。どのお話も辛味の強い「家族」の中の女を描いている。短編の名手らしい味わい深い文章と、そこに込められるエロティシズム。やっぱり向田作品は凄い。2011/07/29

たゆた

1
CATVで桃井かおりと松田優作の「春が来た」を見て、書庫から借りてきた。「隣りの女」は最近観たな。「胡桃の部屋」もドラマあり。女性の繊細な心のうつろいを説明口調ではなく、上手に現していて、事件は起こっているのだけれど、みな、普通なんだよね〜。下駄は男性が主人公。ちょっと怖い終わり方。2013/11/17

ringoringo

1
30近いどこにでもいそうな独身女の微妙な女心や、結婚の話がでると急にのらりくらりと話をかわす男の狡さなどの描き方がやっぱり上手い。昭和を感じさせる懐かしさがあっていいなー。2011/08/24

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