出版社内容情報
勝海舟の海軍塾を開くため福井藩の松平春嶽公に金を借りに行く竜馬。
その額、しめて五千両。竜馬は春嶽公の前でこの組織は海軍であると同時に西洋式廻船問屋“カンパニー”である、と力説する。
「金を儲ける海軍」という大法螺ではあるが、竜馬の志は次々と人の心を動かしていく。
勝海舟と竜馬、二人の夢である海軍塾、始動。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Book Lover Mr.Garakuta
14
【おきな書房】【熟読玩味】:竜馬の先を見る目と交渉能力の卓越差に感動。面白かった。2025/11/23
KDS
4
海軍塾を開く資金となる五千両を借りるため、福井藩の松平春嶽公の元を訪れる竜馬。福井藩へ入った直後に偶然出会った男と意気投合するが、その男は竜馬と同じように世の中を「経済」で見通せる目を持った稀有な存在だった。その男の名は三岡八郎。竜馬が春嶽公の前に会おうとしていた「キレ者奉行」と噂されている人物だった。竜馬は三岡に五千両を春嶽公から引き出す秘策を伝える。翌日春嶽公に謁見した竜馬は見事その秘策で資金の調達に成功!その秘策とは、今でいう投資。つまりは出資者に利益を還元するという、現在の株式会社の発想であった。2025/11/22
Akio Aratani
2
春嶽公に五千両出さすとは、すごい2025/12/07




