文春時代コミックス
鬼平犯科帳 〈83〉

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  • サイズ B6判/ページ数 203p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784160091832
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0079

出版社内容情報

贈答品転売を営む「宝屋」の茂平が殺された。盗まれてものは干物と大福帳。取り合わせに鬼平は首をひねる。「御家大事」他4篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

16
仕置ノ二百四「おとこおんな」は、男性だが女性として生きるお琴の物語。現在でも性的マイノリティは生き辛さを強いられるが、江戸の時代ともなれば、現在の比ではないことは、想像に難くない。けれど鬼平は、そんなお琴の境遇に同情しつつも、他の罪人同様、平等に罰するのだ。苦い結末だが、火盗改方としての鬼平と、人としての長谷川平蔵が、その狭間で苦しむ様子は、斬ったあとの鬼平の表情が物語っている。2018/10/19

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