出版社内容情報
熱い潮流に貫かれながら、幼い命を育みながら、ホステス葉子が、しなやかに、したたかに、そしてダイナミックにうたう愛と命のうた
内容説明
熱い潮流に貫かれながら、幼い命を育みながら、ホステス葉子が、しなやかに、したたかに、そしてダイナミックにうたう愛と命のうた。
目次
裁判
調停控室
夕鶴
ぬれぎぬ
鈴
旅人
匂い
針
無精卵
稲村ケ崎
アズル
松明
一郎さんの褌
神様の帰る日
ギネの医師
山の音
橋
薊野恋うた
ホルムスク・自由市(バザール)
著者等紹介
和田よしみ[ワダヨシミ]
高知県土佐郡森村(現土佐町)の川岸の家に生まれる。父は森林鉄道の機関車運転手。高知商業高校卒業後、ホテル、デパート勤めを経て、キャバレー、クラブホステスとして「葉子」の源氏名で働く。その後、「故里スナック」といろいろな人が語らい集う「故里集会所」を開き、ノルウェーのサーミ民族学校への留学を健康上の理由で断念し、代わりに広島に移住し、平和公園近くのスナックで働きながら、命の尊さを学ぶ。高知県芸術祭文芸賞受賞。高知新聞「高新文芸」短編小説賞入選。大原富枝賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。