出版社内容情報
明治・大正期に活躍した洋楽作曲家・大沼哲の娘が、父の周囲の音楽関係者の語ったことや日記等から、大正天皇の知られざる偉容を描く軍事主義国家の影を背負わされた苦悩と悲哀
明治・大正期に活躍した洋楽作曲家・大沼哲の娘が、父の周囲の音楽関係者の語ったことや日記等から、大正天皇の知られざる偉容を描くノンフィクション
「大正天皇のご生誕日だけが祝日とされていないのは、なぜでしょうか?」
――大正天皇は皇太子時代からご心労が多く、短いご生涯ではありましたが、常に平和を望まれつつ、音楽を愛され、英・仏語の語学を楽しまれ、さらに漢詩の朗詠も好まれるという近代天皇であり、ご自身の信念を貫かれた、文人天皇でありました。(「あとがき」より)
宮内 孝子[ミヤウチ コウコ]