出版社内容情報
元銀行マンの著者が、自分の体験を基に国際通貨・金融の歴史を紹介しつつ、日本の通貨主権が今後どうあるべきか未来への展望を語る。
国際金融の現場において、今後日本が目指すべき日本の通貨主権とはどんなものか・・・。元銀行マンの著者が、自身の体験を基に金融の歴史をひもとき、ひとつの方策として日本の金融業界の方向性を示唆する。
第1章 国際通貨・金融の歴史
(1)ニクソン・ショック
(2)プラザ合意
(3)アジア通貨危機
(4)リーマン・ショック
第2章 ドル本位制
(1)強固な枠組み
(2)貨幣論的把握
(3)マネーゲーム(投機)の時代
(4)崩壊の足音
第3章 日本の通貨政策
(1)通貨主権の確保・強化
(2)アジアとの共生
(3)円の基軸通貨への脱皮
(4)通貨価値の維持
(5)産業構造の高度化