出版社内容情報
腰痛や膝痛など何らかの痛みを抱える人は全国で約二〇〇〇万人。「痛み」は身近な現象だが、体のSOS信号に加え、幼少期の親子関係や職場の人間関係など意外な原因が潜むケースも。斯界の第一人者が、体と心に秘められたミステリー「痛み」の真犯人に迫る。
内容説明
腰痛や膝痛、肩痛など何らかの痛みを抱える人は全国で約二〇〇〇万人。身近な「痛み」だが、「ヘルニアを取り除いたはずなのに痛みが続く」「ケガの箇所を安静にしたらかえって痛みが悪化した」など、謎の症状に悩まされることも。さらには、幼少期の親子関係や職場の人間関係など、意外な要因が痛みの背後に潜むケースまで。痛みの専門医として、全国から訪れるさまざまな患者を診察してきた斯界の第一人者が、最新の治療法や研究成果を踏まえ、体と心に秘められたミステリ「痛み」の真犯人に迫る。
目次
第1章 「痛み」とはそもそも何なのか(「痛み」という不思議;痛みについて人類は古くから思索を重ねてきた ほか)
第2章 「痛み」はどのようにして生じるのか(痛みの三つのメカニズム;ノーベル賞で脚光 痛みを感じる「受容体」の仕組み ほか)
第3章 「痛み」は心が作り出す?(スティグマと慢性疼痛;むち打ちの痛みを考える ほか)
第4章 疾患ごとにみる「痛み」の原因と対策(加齢と体の変化とそれに伴う痛み(変形性関節症)
関節リウマチとリウマチ気質 ほか)
第5章 最新の知恵で「痛み」と向き合う(市販の痛み止めの使い方;麻薬・モルヒネ・オピオイド ほか)
著者等紹介
牛田享宏[ウシダタカヒロ]
愛知医科大学医学部教授。慢性痛に対し集学的な治療・研究を行なう日本初の施設「愛知医科大学疼痛緩和外科・いたみセンター」で陣頭指揮を執る。1966年生まれ。高知医科大学(現高知大学医学部)を卒業後、テキサス大学客員研究員、ノースウエスタン大学客員研究員などを経て現職。国際疼痛学会の痛みの定義作成メンバーであり、厚生労働研究班の班長として「慢性疼痛治療ガイドライン」を作成するなど日本の痛み治療をリードする存在である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ジョンノレン
6
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- 和書
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