ハヤカワ新書<br> 東京大空襲を指揮した男カーティス・ルメイ

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ハヤカワ新書
東京大空襲を指揮した男カーティス・ルメイ

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784153400399
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0221

出版社内容情報

第二次大戦中、米陸軍航空軍大佐として日本への無差別爆撃を指揮したカーティス・ルメイ。彼は非道な人物だったのか、それとも組織への忠誠心から行動しただけなのか。ルメイの生涯を辿り、東京大空襲がなぜ起こったのか、その背景を明かし、平和について問う

内容説明

第二次大戦中、米陸軍航空軍の将軍として日本への無差別爆撃を指揮したカーティス・ルメイ。彼は東京大空襲で多くの死者を出した一方、戦後、航空自衛隊の育成に貢献したとして勲一等を授与された。彼は非道な人物だったのか、それとも組織への忠誠心から行動したのか?またベトナム戦争時に「石器時代に戻せ」と言い、北爆を進めた真相とは?米文学研究の泰斗がルメイに関する英語文献を丹念に調査し、その実像を客観的に明かす。戦禍から80年を経たいま、平和について問う。

目次

1945年3月9日
大空への憧れ―少年時代
空を飛んだドードー―陸軍航空隊
最高の航法士―爆撃群団での躍進
鉄の意志を持つ男―戦争で戦える兵士たちを作る
私が先頭で飛ぶ―ヨーロッパ戦線
ヒマラヤ越えのミッション―中国・ビルマ・インド戦線
日本を焼け野原にする―「鬼畜ルメイ」
力による平和―冷戦戦士ルメイ
ロシアの熊の脚を引きちぎられ―統合参謀本部時代
「ベトナムを石器時代に戻せ」―日本による叙勲と回想録
民主党政権をつぶせ―1968年の戦い

著者等紹介

上岡伸雄[カミオカノブオ]
1958年生まれ。翻訳家、アメリカ文学研究者。学習院大学文学部英語英米文化学科教授。東京大学大学院修士課程修了。1999年アメリカ学会清水博賞受賞。フィリップ・ロス、ドン・デリーロなど現代アメリカを代表する作家の翻訳を手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

76
表題にあるように、日本における焼夷弾による戦略爆撃を指揮し、多くの街を焼け野原にした人物の評伝。元々は飛行機乗りになりたいがために陸軍航空隊に入ったのだが、そのプラグマティックなエンジニア的気質と、ちょうど航空機が兵器として発展するタイミングに重なる幸運もあり、アメリカが第2次世界大戦に突入するとトントン拍子に出世、最後は国防長官とぶつかりながらも空軍の統合参謀総長にまでなる。戦争を肯定し、「全力でやらなければかえって犠牲が増える」とするその戦争哲学は、合理的だが人道のカケラもない。時代が生んだ怪物だ。2025/05/08

たまきら

39
エイドリアン・フランシスによる東京大空襲のドキュメンタリー「ペーパーシティ」が今月菊川の映画館Strangerで上映され、打ち上げで著者の上岡先生にお会いし、早速本を手に取りました。日米両方の膨大な情報をまとめ、カーティス・ルメイの人生をここまでていねいに追った日本語の本は初めてです。この軍人には優先事項があり、それが非人道的な選択肢であったことは確かで、本人も戦後はきっと理解していたはず。…そして右翼も左翼も納得がいかなかったであろう叙勲は慣例だったのか、それとも誰の力がかかっていたのだろうか…。2025/04/07

yoneyama

17
日本民間人45万人を焼き殺した鬼畜ルメイの評伝。すごくできる人物で、目的を定め、たゆまぬ稽古に励むリアリストで人の話もよく聞く。飛行機誕生と同時代に生まれ、青年期から軍用機の発達とともに人生を歩んだ、飛行機世代ピッタンコのタイミングに必要だった人物。10万人殺すか、50万人殺すかの選択と責任を負えるか?と言われたら普通は無理。彼自身ではないが当時の背景には空軍独立の組織的悲願があり、それで張り切って仕事して結果を出したという側面もある。戦争になってしまったらこうするしかない。始めないよう気をつけよう。 2025/05/15

とも

17
カーティス・ルメイ。東京大空襲を指揮し、その後空軍大将まで登りつめた人。実務家であり、冷戦的考えの体現者。キューバ危機の際も先制攻撃を主張したらしい。さすがにこの人は…。一時期政治家になろうとしていたとかで、本当にならなくてよかったと思う。2025/03/24

hyena_no_papa

8
カーティス・ルメイの名はもちろん以前から知っていたし、日本から勲章を貰ったことも知っていた。しかし、ルメイ個人の時系列というものは知らなかったので、本書は大いに参考になった。書評は他の方が優れたものを書かれているようなのでそちらへ譲るとして、与えられた責務に対し機械的に物事を考えれば、このような人物は、いつ・どこにでも生まれるような気がする。彼は戦争という出来事の歯車の一つと捉えることもできようが、彼のしたことは永遠に消えない。そして我々は彼のことも含めて〝日本の戦争〟を決して忘れてはならない。2025/04/17

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