出版社内容情報
空き家問題が深刻化する一方で、なぜ令和バブルとも囁かれる不動産価格の高騰は起こっているのか。住宅の金融資産化、都心居住への偏重、ビジネス論理による高層マンション乱立……庶民から離れた狂奔に警鐘を鳴らし、これからの街と住まいの在り方を伝える。
内容説明
人口減少や少子高齢化にともない全国的に空き家問題が深刻化する一方で、なぜ一部で「令和バブル」とも喧伝される異常な不動産価格の高騰が起こっているのか。金融商品化した住宅をめぐるマネーゲームの狂奔、通勤ファーストのライフスタイルによる都心居住への偏重、「売れれば良し」のビジネス論理に侵された高層ビル/マンション建築の横行…不動産のプロが、庶民の手から離れて進む不動産市場の狂乱に警鐘を鳴らし、これからの住宅選びと街づくりにおける在るべき姿を提示する。
目次
第一部 買えなくなる家 増え続ける空き家(価格高騰の裏で進む街の二極化現象;金融商品化する都心マンション;負動産化する郊外住宅)
第二部 移りゆく日本人の「マイホーム」事情(「通勤距離」という住宅選びの価値尺度;オールドタウン化するニュータウン;一代限りで終わるマイホームの宿命)
第三部 住まいと街づくりに「地域価値」の発想を(不動産業者による都市開発のリアル;ジェネリック都市に陥らない街づくり;あなたが住むべき街に相場はない)
著者等紹介
牧野知弘[マキノトモヒロ]
東京大学経済学部卒業。ボストンコンサルティンググループ、三井不動産などを経て、日本コマーシャル投資法人執行役員としてJ‐REIT(不動産投資信託)市場上場を経験後、2009年に独立。現在はオラガ総研代表取締役として不動産プロデュース事業を展開するほか、全国渡り鳥生活倶楽部を設立し、代表取締役を兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おいしゃん
まゆまゆ
Inzaghico (Etsuko Oshita)
みみりん
iwtn_
-
- 和書
- 日本映画人改名・別称事典