小学館文庫 マンガ古典文学<br> 伊勢物語

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小学館文庫 マンガ古典文学
伊勢物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094066517
  • NDC分類 913.32
  • Cコード C0179

出版社内容情報

マンガで読む。巨匠で読む。「伊勢物語」

「伊勢物語』の構成は歌と散文とに分けられるが、全てが歌であり散文である、とも言えるのではなかろうか。
主人公、昔男、すなわち在五中将、実在の六歌仙の一人、つまり在原業平となるが、業平のようで、業平でない。
その背中に、貴方と、君と、僕を乗せて人の無常を荷物として、恋路を旅する理想の男として『伊勢物語』の世界を駆け抜ける。
『古今和歌集』仮名序の業平の歌の評、「その心あまりてことばたらず」に対して、「細(こま)いこといいなさんな」とばかり、陽気な雲としてぽかりと浮かぶ、言葉足らず故の迫力と説得力と愛嬌は、『伊勢物語』の血となって全編を駆け巡る。
「ごちゃごちゃいわんで楽しみなはれ」と業平雲は女山の胸を越え、太股(ふともも)谷をわたり、老いの坂を越して、「つひにゆく道」へと繋がっていく。
しぼめる花の色なくて匂い残れるがごとし。
怪しの香を残して、『伊勢物語』は閉じる。
百年後に「言葉足らず」の業平は、『源氏物語』の光源氏として生まれかわり、『伊勢物語』の残り香はしぼめる花の中へと忍び入って、内から花弁を押し開くと、今一度しっとりと咲いてみせるのである。
黒鉄ヒロシ(本文より)


【編集担当からのおすすめ情報】
千年の時を生き抜いた歌物語の元祖『伊勢物語』を、黒鉄ヒロシが画期的ビジュアル化!! 在原業平の伝記ともいわれる平安の雅の世界を、平成の“色好み”を知る絵師・黒鉄ヒロシが業平になりきって描きます。とにかく、はしょり方が絶妙です。

内容説明

平安初期に成立したとされる作者不詳の歌物語。一巻。全125段からなる。各段「昔、男…」と始まることが多く、在原業平の面影がある。男の初冠(ういこうぶり)から死に至るまでを数行程度(長くて数十行、短くて2~3行)の仮名の文と、歌で構成されている。各章がそれぞれ独立した短い物語になっており、恋愛の話を中心に親子愛。主従愛、友情、社交生活など多岐に渡る。各章にそれぞれの主題歌とでも言うべき和歌が記載されているため「歌物語」と言われる。「芥河」「東下り」「筒井筒」など馴染みの深い段も含めて全段、流麗で風雅。

著者等紹介

黒鉄ヒロシ[クロガネヒロシ]
1945年高知県生まれ。1968年『山賊の歌が聞こえる』で漫画家としてデビュー。1997年『新選組』で第43回文藝春秋漫画賞を受賞。同年、全集「マンガ日本の古典」の『葉隠』で第一回文化庁メディア芸術祭漫画部門大賞受賞。1998年『坂本龍馬』で第2回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞。2002年『赤兵衛』で第47回小学館漫画賞審査委員特別賞受賞。2004年紫綬褒章を受章。作品多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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乱読家 護る会支持!

5
源氏物語の光源氏のモデルとも言われている在原業平。権力者・藤原氏の娘を掠奪するなど、ひたすらに恋愛のお話(歌)が続きます。 なんで、こんなにさまざまな恋愛の話(歌)が昔の人に受けたのかと思いましたが、今のテレビドラマも、ほとんどが恋愛話ですよね。 今も昔も、庶民から人気があるのは、こいーーい、どろどろーな恋愛話。 人の関係欲求は尽きることが無いけれど、現実社会では、そんなドラマみたいな恋愛が出来るわけもなく、、、 庶民は恋愛ドラマに夢をのせて、平凡な日々をおくるのでしょうね。2022/05/26

lonely_jean

0
シンプルにおもしろく、読んでよかった。もちろん原文を読んで味わうことができればいちばんよいのだろう。しかし本書を読んでも、歌の多くがかなり手が込んでいて難解であることがわかる。読み通せる自信は今もない。百二十五段あって出来具合にばらつきがあるのが、言われてみれば当たり前だが、そうなのかと納得。2023/06/24

maekoo

0
加筆訂正して文庫化 源氏物語より遡る事約100年、古今和歌集等も含む様々な和歌を引用し、その詠まれた背景を描く主に男女間の情愛を描いた歌物語です 歌のみの段もありますが、源氏物語につながる内容の段も多く今読んでみると面白く読めます 黒鉄版は漫画で判りやすく原文(特に和歌)の解説をしています その時代の男女の考え方や風習も解説風に描いており古典に興味があれば面白く読めます 特に源氏物語に通じる歌のやりとりについては大変解りやすく読み取れると思います2019/07/10

でろり~ん

0
む~ん、つまらんかったです。黒鉄センセ、ごくろうさまです、って感じでしょうか。希望して書いたんじゃなくって、オシゴトでしょうね、オシゴト。平安時代の文化といっても、ハイソな楽しみだったんだろう和歌。つ、つまらん。流行りってことなんでしょうか。色好み? ん~、令和の時代とだいぶ違う感覚なんでしょうけれど、ま、初めに歌ありき、のアソビってことで納得しておきますです。はい。2020/03/31

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