ハヤカワ新書<br> 闇の精神史

個数:
電子版価格
¥1,122
  • 電子版あり

ハヤカワ新書
闇の精神史

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年09月20日 05時00分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 320p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784153400146
  • NDC分類 304
  • Cコード C0230

出版社内容情報

19世紀末ロシア、独立直後のジャマイカ、サイバー空間――様々な時と場所に現れた、「宇宙」をめぐる思想。分子となって銀河に散らばる全祖先の復活を唱える者、自らのルーツを土星に見出し異形の音楽を創り出す者……。果てなき頭上の漆黒に、人は何を見るのか?

内容説明

19世紀ロシアに生じた、ロシア宇宙主義と呼ばれる思想潮流。分子となって銀河に散らばる全祖先の復活を唱えるその特異な哲学は現代に回帰し、ウクライナ侵攻の思想的背景とされる新ユーラシア主義や、テクノロジーによる不死を目指すトランスヒューマニズムに巨大な影響を与えている―。どんづまり―の現実、その外部としての「宇宙」。頭上の暗闇に、人は何を見るのか。「土星からの使者」サン・ラーら黒人アーティストのアフロフューチャリズム、そしてサイバースペース/メタバースまでを繋ぎ論じる。

目次

第1章 ロシア宇宙主義―居住区としての宇宙(新しい人間―アレクサンドル・ボグダーノフ;死者の復活―ニコライ・フョードロフ;実体化する「精神圏」―現代ロシアにおける展開1;新ユーラシア主義―現代ロシアにおける展開2)
第2章 アフロフューチャリズム―故郷としての宇宙(止まって、僕を乗せておくれ―サン・ラー;未来は黒い―リー・ペリー;変性=変声するヒューマニティ―サイボーグ化の夢)
第3章 サイバースペース―もうひとつのフロンティア(一九八四年―ニューロマンサー、マッキントッシュ、VR;幸福な監禁―行動分析学的ユートピア;人はなぜ炎上するのか―SNSと道具主義;メタバースは解放か?―精神と肉体の二分法;身体というアーキテクチャ―私がユートピアであるために)
終章 失われた未来を解き放つ(不死のレーニン;飼いならされる大衆のユートピア;資本主義と社会主義は生き別れの兄弟;排除されるもの;「未来」の亡霊;二種類のノスタルジー;近代の夢を救い出す)

著者等紹介

木澤佐登志[キザワサトシ]
1988年生まれ。文筆家。思想、ポップカルチャー、アングラカルチャーの諸相を領域横断的に分析、執筆する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品