ハヤカワ新書<br> 2020年代の想像力―文化時評アーカイブス2021-23

個数:
電子版価格
¥1,078
  • 電子版あり

ハヤカワ新書
2020年代の想像力―文化時評アーカイブス2021-23

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月07日 21時42分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 264p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784153400115
  • NDC分類 704
  • Cコード C0295

出版社内容情報

「正義」や「快楽」の暴走で虚構と現実のバランスが崩壊しつつある時代、2020年代。『silent』『鎌倉殿の13人』『SPY×FAMILY』『すずめの戸締まり』『シン・仮面ライダー』など、その未来を切り拓く名作を完全網羅した宇野常寛の最新文化批評30篇を一挙収録。

内容説明

ポリティカル・コレクトネスとアテンション・エコノミーの間で、もはや表現の内実(虚構)よりも、作品を語るアクション(現実)の側に人々が強く快楽を覚える現代において、「虚構」の価値はどこにあるのか?『シン・エヴァンゲリオン劇場版:2』『すずめの戸締まり』『機動戦士ガンダム 水星の魔女』『怪物』『街とその不確かな壁』『鎌倉殿の13人』など、この時代を代表する作品の分析を通じて強大な「現実」に抗うための想像力を提示する、宇野常寛の最新文化批評30篇を一挙収録。

目次

『街とその不確かな壁』と「老い」の問題
『怪物』と「幸福」の問題
『ブラッシュアップライフ』と「平凡」の問題
『シン・仮面ライダー』と「人間」の問題
『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』と「天才」の問題
『グリッドマンユニバース』と「怪獣」の問題
『BLUE GIANT』と「体験」の問題
『First Love初恋』と「90年代」の問題
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』と「箱庭」の問題
『THE FIRST SLAM DUNK』と「物語」の問題
『エルピス』と「正義」の問題
『silent』と「リア充」の問題
『鎌倉殿の13人』と「悪」の問題
『すずめの戸締まり』と「震災」の問題
『仮面ライダーBLACK SUN』と「左翼」の問題
『リコリス・リコイル』と「日常系」の問題
『初恋の悪魔』と「謎解き」の問題
『トップガン マーヴェリック』と「さまよえる男性性」の問題
『Gのレコンギスタ』と「老成」の問題
『SPY×FAMILY』と「家族」(と少年性)の問題
『ゴールデンカムイ』と「生き残ってしまった新選組」の問題
『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』と「イデオロギー」の問題
『犬王』と『彼岸』の問題
『シン・ウルトラマン』と「動機」の問題
『タコピーの原罪』と「人生」の問題
『カムカムエヴリバディ』と「戦後」の問題
『ドライブ・マイ・力ー』と「性愛」の問題
『スーパーカブ』と「中距離の豊かさ」の問顯
スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』と「更生」の問題

著者等紹介

宇野常寛[ウノツネヒロ]
1978年生まれ。評論家。批評誌「PLANETS」「モノノメ」編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なっぱaaua

39
ハヤカワから新書が出たというので読んでみた。20年代に出たアニメ、小説、ドラマ、映画29作品を批評したもの。批評本って久しぶりに読んだかも。この筆者さんはTVのコメンテーターになっていたこともあるそうですが知らなかった。既読・視聴済なのは「鎌倉殿の13人」「すずめの戸締り」「リコリス・リコイル」「SPY×FAMILY」だけだった。アニメで「ゴールデンカムイ」、アニメ・コミックで「スパーカブ」が入っても良いでしょうか。とにかくこんな考えがあるのだと感心した。まぁ考えの違いで嫌われそうだなと思ったり。~続く~2023/10/10

ころこ

35
テーマ設定のある本よりも、著者に焦点の当たる評論集は売れない。読者は対象となる作品を全て見たり読んだりしている訳ではないので、興味の対象は作品ではなく著者になるからだ。立ち上げたばかりのレーベルに、売れない企画の本を収録するセンスに疑問を抱かざるを得ない。著者の弱点は、作品の評価を社会批評に反映させる社会反映論だということだ。著者は直接に論じる方法を持たない。ひとつひとつの作品が社会のあれこれの反映だと言われると、「そんなこと考えて見たり読んだりしたくないよ」と反発される。逆に社会のことを論じたい方からは2023/11/06

kei-zu

23
2021年から2023年にわたる、小説、映画、テレビドラマ、マンガ、アニメなどに関する評論集。著者らしい切れ味で、未鑑賞の作品も多い中、興味深く読めました。「今日は現実が虚構に対して優位な時代だ(「序にかえてー虚構の敗北」について)」。それでも、僕らは物語を欲するし、語ることを必要とする。老害と言われる歳にはなりましたが、これから語られる「物語」を楽しみにしたいと思います。2024/07/02

Tenouji

19
『水星の魔女』があったので読んでみた。わざと昇華させない演出は、もう定石なのか!?その他、自分も観た作品を拾い読み。面白くは読めたけど、宇野常寛氏さえも、なんとなくマッチョに見えるのは、なぜ。2023/09/18

イワハシ

9
近年の作品を多数さっくり評論した一冊。とてもいい仕事だと思う。短評だしネタバレも躊躇なしなので、そういうものとして読むとコンパクトに作品のエッセンスが摂れてありがたい。←あまりいい読者ではないかな?2023/08/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21436704
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品