出版社内容情報
やりたいことで、やる価値があることなら、やらない理由がない。日本の旧弊な教育が強いる点数かせぎの罠を脱して、自分の「好き」を追求しよう! 山形県・鶴岡の地で次世代のイノベーターを数多く輩出する慶應大先端研の初代所長が説く「脱優等生」的生き方
内容説明
得意科目を極めるよりも、共通テストに向けた5教科7科目の勉強が優先される日本の学校教育。だがそのように「与えられた問題をそつなくこなす」優等生は今、着々とAIに代替されつつある―。やりたいことで、やる価値があることなら、やらない理由がない。点数かせぎをやめて、自分の「好き」を徹底的に追求しよう。慶應義塾大学先端生命科学研究所の初代所長が、山形県・鶴岡の地から次世代のイノベーターを多数輩出してきた20余年の経験と自らの研究者人生をもとに語るメッセージ。
目次
第1章 脱優等生のススメ―「優等生=エリート」という考えは、もはや時代遅れ(昭和の教育をいつまでやっているのか;一般入試は「点数」を評価、AO入試は「人物」を評価する;「問題発見」する力の大切さ;日本には「ストライカー」が足りない;優等生集団が引き起こす「大企業病」;自分のミッションを見つけることが最初のミッション;教育の本質は、放任して見守ること)
第2章 「好き」を徹底的に追求する―「おもしろい」と思ったら中途半端にやめずに飽きるまでやろう(どんなにマニアックなことでも、極めれば感動してくれる人がいる;問題は解くより作るほうがおもしろい;教科書は「攻略本」として使おう;「好きなこと」をつなげていく;金メダルを取りたければ自分で種目を作れ;ジャンル分けには意味がない;「休みの日にしていること」をとことんやってみる;好きなことを伸ばせる環境づくり;第3章 「挑戦」の作法―やりたいことで、やる価値があることなら、やらない理由がない(英語は地球人としてのひらがな;前例のないことをやるには、まずやってしまうこと;二〇年後の未来をときおり考えよ「ふつうだね」と言われたら全否定!?;「これは違うな」と思ったらやめていい;「裏」が出たときのふるまいが肝心;「正しい」失敗をせよ)
第4章 「自分らしい人生」とは何か―理想と現実を見て、ゴールポストを動かしていい(自分が幸せな人は他人を幸せにする使命がある;「やりたいこと」と「やるべきこと」を一致させる;若いうちはカネ貯める暇があったら友達増やせ;二〇代の給料は奨学金だと思え;「理想」と「現実」の折り合いをどうつけるか、が人生)
著者等紹介
冨田勝[トミタマサル]
1957年生まれ。慶應義塾大学名誉教授。同大学工学部卒業後カーネギーメロン大学に留学し、コンピュータ科学部で博士課程修了。1990年、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の創設メンバーとして帰国し、環境情報学部教授と学部長を歴任。日本初のAO入試の導入に関わった。2001年、同大学先端生命科学研究所の創設とともに所長に就任、2023年3月に退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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