新☆ハヤカワ・SF・シリーズ<br> とうもろこし倉の幽霊

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新☆ハヤカワ・SF・シリーズ
とうもろこし倉の幽霊

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  • サイズ 新書判/ページ数 296p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784153350557
  • NDC分類 933
  • Cコード C0297

出版社内容情報

爺さん犬のシェップがとうもろこし倉に近づかないのは、幽霊を見たことがあるからだよ――ある農村でまことしやかに語られる幽霊譚を少年ふたりがたしかめようとする表題作など、全9篇を収録。全篇初邦訳、奇想の王たるラファティが贈るとっておきの伝奇集。

内容説明

爺さん犬のシェップがとうもろこし倉に近づかないのは、あそこで幽霊を見たことがあるからだよ―アメリカの片田舎にある農村でまことしやかに語られる幽霊譚を少年ふたりがたしかめようとする表題作、川窪に住む謎の存在“せっかちのっそり”が田舎町の高校のフットボール・チームに入ったことから起こる凄惨な事件の顛末を描いた「チョスキー・ボトム騒動」、“奇妙な魚”と呼ばれる亜人類の母子の旅路を寓話的に描ききる著者渾身の中篇「さあ、恐れなく炎の中へ歩み入ろう」など、奇妙で不思議な全9篇を収録。全篇初邦訳、奇想の王たるラファティが贈るとっておきの伝奇集。

著者等紹介

ラファティ,R.A.[ラファティ,R.A.] [Lafferty,R.A.]
1914年米国アイオワ州生まれ。電気技師を経て、1959年、44歳のときにデビュー。ユーモアと幻想の入り混じった不思議な短篇で注目を集める。1968年にはじめて長篇を発表。1972年には短篇「素顔のユリーマ」でヒューゴー賞を受賞した。2002年死去

井上央[イノウエヒロシ]
1954年生、神戸大学卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

68
表題作は懐古調漂う正統派ホラー。しかし、自分を殺した者と同姓同名だと首を吊らせようと凄む幽霊の迫力に肝が冷えた。「サンペナタス断層崖の縁で」は新人類=鳥人間となる者達の本音が笑ってしまいました。ビッグ・フットと思わしきモノが高校へ進学する事で起こる事件を描いた「チョスキー・ボトム騒動」はミステリーです。しかし、惨劇を引き起こした犯人はすぐに分かります。寧ろ、人間では持ちえない怪力と身体能力を持つから状況証拠のみで犯人としてチョスキー・ボトムを殺す人間達が醜い。そこからの捻り方がまた、滑稽で良いですね。2022/03/04

sin

62
偉大な戯言?愚かな予言?久しぶりに読んでいて眠りに誘われた。作者絶好調の語り口だが、教科書の様に理解しようとすれば眠くなる。いや、春だから(笑)…とんでもなく素晴らしい寓話だ…などと理解を示す程厚かましくはない「解らない」が素直な感想だ。法螺ばなしなんだから難しい解釈は不要かもしれないけど、なんと云うか思わせ振りに畳み掛けてくるから考えてしまう。気がつくと本を手放して舟を漕ぎ始める。2022/03/10

ふりや

20
井上央さん編・訳、ラファティの初期から後期までを網羅した全篇初邦訳の9篇。時にユーモラス、時にシリアスな語り口で紡がれる、幽霊譚、ほら話、ドタバタ劇、論文パロディ。まさにラファティでしか書けないような奇想の面白さがぎっしり詰まった作品集です。井上央さんの訳文もとても味があって良い感じでした。印象に残ったのは、ある田舎街で少年二人が幽霊の存在を確かめようとする『とうもろこし倉の幽霊』謎の生き物「せっかちのっそり」が巻き起こす事件を描いた『チョスキー・ボトム騒動』不純粋科学研究所が登場する『鳥使い』など。2022/01/22

スターライト

16
今年没後20年を迎えたホラ吹きおじさんこと、R・A・ラファティの全篇初邦訳9篇を収める短篇集。とうもろこし倉に現れるというゆうれいをめぐる物語の標題作、大魔術師にもまねできない”人消しマジック”を得意とするマジシャンの話「下に隠れたあの人」など執筆完成順に並べられた奇想の数々。変幻自在で人を惑わすストーリーは、読者をあっという間に大通りから場末の裏通りまで誘う怪しい雰囲気が芬々。川窪に住む”せっかちのっそり”が巻き起こす、ラファティには珍しい学園ドラマ(?)「チョスキー・ボトム騒動」が個人的なお気に入り。2022/05/19

Mc6ρ助

15
「九百人のお祖母さん」を読んだときの衝撃が忘れがたいのだが、少しそれを思い出すことができたかも知れない。(いや、「九百人のお祖母さん」が日本人の感覚に近かったのかもしれない、と自分が日本人の代表サンプルとなり得るごとき仮説を披露したくなるくらい、海外SFシリーズのその表紙の装丁からして魅惑的であった。)2022/04/23

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