新☆ハヤカワ・SF・シリーズ<br> ビンティ―調和師の旅立ち

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新☆ハヤカワ・SF・シリーズ
ビンティ―調和師の旅立ち

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  • サイズ 新書判/ページ数 416p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784153350540
  • NDC分類 933
  • Cコード C0297

出版社内容情報

天才的数学者で、たぐいまれな調停能力を持った〈調和師〉でもあるビンティは、巨大エビ型生体宇宙船に乗って銀河系随一の名門、ウウムザ大学をめざす。だがその途上で恐ろしい事件が……。敵対種族との抗争を、才気と能力で解決してゆく少女の波乱万丈の物語

内容説明

ヒンバ族の少女ビンティは、父親譲りの調和師としての能力と、母親譲りの数学的才能を見いだされ、銀河系随一の名門大学、ウウムザ大学の入学資格を得た。だが、ミリ12と呼ばれる巨大なエビのような生体宇宙船に乗り、惑星ウウムザをめざすその旅の途中で、信じられないような事件が勃発した。地球のクーシュ族と敵対関係にある異星種族メデュースによって宇宙船が急襲され、ビンティとパイロット以外の全乗員が惨殺されてしまったのだ!…敵対関係にある種族との接触と抗争を、調和師の能力を用いて解決してゆく少女の胸躍る冒険。ヒューゴー賞/ネビュラ賞受賞の連作中篇集。

著者等紹介

オコラフォー,ンネディ[オコラフォー,ンネディ] [Okorafor,Nnedi]
1974年、米国オハイオ州生まれのアフリカ系アメリカ人。2000年に“ストレンジ・ホライズンズ”誌に短篇が採用されてデビューし、2005年に第一長篇のZahrah the Windseekerを上梓。2010年発表のWho Fears Deathで世界幻想文学大賞を受賞。「ビンティ」は、2016年のヒューゴー賞とネビュラ賞、2017年のノンモ賞の中篇部門を受賞している

月岡小穂[ツキオカサホ]
英米文学翻訳家。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小太郎

48
これはジャケ買い。私のジャケ買いの場合当たりが多いけど、この本も中々読ませました。遠い未来アフリカ?の保守的な部族ヒンバ族の娘ビンティが主人公。ビンティは周囲の反対を押し切って銀河系の名門ウウザム大学へ入学することになります。航海の途中に同じ地球のクーシュ族が敵対する異星人メデューサに惨殺されてしまうという異常事態が起きてしまいます。調和師としての能力を持つビンティは一体どうするのか。典型的なSFらしい物語でした、リーダビリティも良いしガジェットも魅力的、ただ後半少し失速。感じとしてはYAですね。★3.52023/04/01

ちょき

30
アフリカ系作家が書いただけあって民族衣装や体に塗るオティーゼという赤い粘土がいかにもという感じ。民族対立が軸にあって、調和師師範であるビンティはそれらを講和させる能力があるようだ。アストロラーべ、エダンといったSF的機械や特殊能力ズィナリヤを使って、数理フローのツリーイングによって、メデュース族のオクゥ、砂漠の民ムウェンイと共に自身の能力を開眼させていく。アフリカ的なのだろうか会話パートでの感情の起伏が唐突な面が多々あり、翻訳家の苦労も感じた。主人公もPTSDなのか終始フラッシュバックにお悩みだった様子。2021/10/20

星落秋風五丈原

27
そうかエダンって古代機器だったのか。アフリカの民族紛争が宇宙でも続いている感じのストーリー。2022/08/23

まえぞう

25
アフリカ系アメリカ人の著者が、民族のしがらみを意識しつつ、自由な生き方を求める中で、自分を見いだしていくという感じですかね。アフリカの部族抗争がなくなってもらいたいという著者の願いも感じました。わりと重いテーマも扱っているのですが、話の流れはリズム感があってスイスイと読ませてくれます。2021/10/01

アプネア

17
異星種族との接触と抗争を調和師としての才気と能力でもって、解決を図ろうとする少女のSF冒険物語・・・。赤土を混ぜ合わせた顔料を肌に塗り、髪をドレッドにまとめるといった、実際にある伝統や風習などを絡めた点に対し、その部族が最新の携帯端末を作っているというギャップのある世界観に心をつかまれる。差別や偏見、女性の開放など、わりと、普遍的なテーマが横たわっているが、一度動き出したら止まらない暴力の連鎖。どっちが先に始めたか、名誉や面子などといった不毛なやり取りは、アフリカでの部族間の争いを投影しているんだろうな。2021/11/11

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