出版社内容情報
〈ホイットニー賞/デイヴィッド・ゲメル・レジェンド賞受賞〉窮地に陥った名将ダリナルを、ブリッジ隊隊長カラディンが救った!二人は協力し迫りくる死の嵐に立ち向かうが……傑作巨篇堂々完結
内容説明
石と嵐の世界を舞台に展開する絢爛たる戦争絵巻、完結!不思議な力に目覚めたブリッジ隊長カラディンは自由を求め、ある賭けに…。ホイットニー賞、デイヴィッド・ゲメル・レジェンド賞受賞。
著者等紹介
サンダースン,ブランドン[サンダースン,ブランドン] [Sanderson,Brandon]
1975年、ネブラスカ州リンカーンの生まれ。2005年に『エラントリス 鎖された都の物語』でデビュー
川野靖子[カワノヤスコ]
熊本大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
神太郎
27
一気読みしてしまった。カラディン、ダリナル、シャラン全員がここまで主人公するとは思わなんだ。特にカラディンの覚醒が半端ない位にカッコいい。ここまでで1巻目というんだから、2巻目以降どうなるんだろうか?というところか全然動きがない!うーん、生殺しはよくないよなぁ~とか思いながら、いつかは出してくれるんでしょ?と思いながら。それまでに設定覚えていられるだろうか…。2019/02/25
わたなべよしお
23
オッと、何だよ。1000ページ以上読んでも物語はまだ始まったばかりじゃないか。いや、面白かったよ。③は特に盛り上がったし、ちょっと驚くような事実も提示された。とはいえ、その事実もかえって謎を深めただけだ。一応の完結だから、ロシャルワールドの秘密がある程度は明かされるかと思ったけど、これでは全体から見ると、ほんの序の口、冒頭程度しかないのではないか。まぁ、壮大といえば、壮大か。とにかく早く続きを!2015/06/16
りー
19
嘘でしょーー!😱と、読み終えて叫びました。ま、まさか完結していなかったとは!2015年から出ていないってことは、もう出ないのでしょうかハヤカワさん。物語は序破急の破までたどり着き、よっしゃ、これからパルシェンディとストームライトの謎が明かされ、4人の主人公が出会って、ラスボスも分かった、ってところなのに…。無念です。しかしなんというか、騎士道的なものに対しての憧れを強く感じます。日本人はひねくれているのか?(私だけか?)展開には燃えるけれど、正義と悪の戦いには楽しみつつ若干引いてしまうのですよね。2021/04/26
tom
17
分厚い本だけど、ほぼ一気読み。魔法と戦闘、緻密に組み立てられた世界観、ファンタジーの王道のような本。さてさて、どんな結末にと期待していたら、続編に続くとなっていた。これには残念。翻訳は出るのか出ないのか。出たとしても、何年も先になってしまうのなら、私の体力では、読むことができない可能性も。早く、続編を出してほしい。2015/08/18
詩歌
16
高潔と言われる人物でさえ自分勝手で強欲、光の騎士たちがへこたれたのも納得。ということは、この自制のなさにも理由があるのかも。ダリナルの幻覚の内容と、カラディンがブリッジ隊に希望をもたらす理由が連動していて、そこから怒涛の展開。苦難の後のカタルシスの連続、お尻はペンペン。三次元の戦闘がまだまだ見れそうで期待。想像神の遺言のような歴史、人類が残した泡沫情報、今後積み重ねてゆく試行錯誤が渦巻いて方向を示す。作者のことだから、また予想外の伏兵が忍んでいる。それが楽しみでならない。2015/07/03