新☆ハヤカワ・SF・シリーズ<br> オール・クリア〈2〉

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新☆ハヤカワ・SF・シリーズ
オール・クリア〈2〉

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  • サイズ 新書判/ページ数 509p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784153350106
  • NDC分類 933
  • Cコード C0297

出版社内容情報

〈ヒューゴー賞/ネビュラ賞/ローカス賞受賞〉第二次大戦中のイギリスから未来に帰れなくなったオックスフォード大の史学生三人は、ダンワージー先生と再会できるのか……好評二部作の完結篇!

内容説明

第二次大戦下のイギリスで現地調査をするため、過去へとタイムトラベルしたオックスフォード大学の史学生三人―マイク、ポリー、メロピーは、未来に帰還するための降下点が使えないことを知り、べつの降下点を探そうとしていた。だが、新たな問題も発覚した。ポリーがすでに過去に来ていたため、その時点までに未来に帰還できないとたいへんなことになる。史学生が危機に陥ったときには救出しにくるはずのダンワージー教授、万一のときは助けにいくとポリーに約束したコリンは、はたしてやってくるのか…前作とともにヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞を受賞した二部作、ついに完結。

著者等紹介

ウィリス,コニー[ウィリス,コニー] [Willis,Connie]
1945年、コロラド州デンヴァー生まれ。1971年のデビュー以来、長篇・短篇で数多くのSF賞を受賞している。長篇『ドゥームズデイ・ブック』でヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞を、『犬は勘定に入れません』でヒューゴー賞とローカス賞を受賞している。他に、『ブラックアウト』『オール・クリア』でもヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞を受賞している

大森望[オオモリノゾミ]
1961年生、京都大学文学部卒。翻訳家・書評家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

47
『ブラックアウト』→『オール・クリア1』→『オール・クリア2』とようやく読み終える。この大長編を最後まで読みきったのに、「面白かった」というよりも、「面倒くさい」小説だなというのが正直な感想だ。タイムトラベルものでありながら、史学生たちがやって来た現在が全然描かれていない。第二次大戦下のイギリスの時世が複雑に入り組んでいるためになかなか霧が晴れない。過去の中に囚われて「戻れない、戻れない」と降下点を探し回る話で大半が埋め尽くされている。過去から未来に(現在が描かれていないのに)戻りたい意志が伝わらない。2014/10/03

ちょろんこ*勉強のため休止中

38
「ブラックアウト」から本作で終了。ハラハラしながら読み進めましたが、心から「小説を読む楽しさ」を堪能しました。まるで長い夢を見ていたような、大河ドラマを観終わったような満足感です!重厚なストーリー展開もさることながら、脇役達が本当に魅力的。最初から注目していたホビドン姉弟はもちろんのこと、サー・ゴドフリーやミス・スネルグローヴなど心にぐっと残りました。大好きなアガサクリスティーも出てきて嬉しかった。随所で涙ぐむシーンもありました。戦時下でも強く明るく生きる人々もいい。今年1番かも!お勧めです(´∀`*)2013/08/26

昼夜

34
やっと読みきった満足感と終わり良ければすべて良しの物語の満足感で胸がぱんぱんです。1を読んでから何ヶ月も経ってしまったので少し思い出すまで文に乗りきれなくて一気読みしたかったと少し後悔してます。オールクリアに向けてただ直向きに努力する姿に胸が熱くなりあの悪戯っ子たち2人の巻き起こすドタバタにハラハラしたり驚かされたりと、ただの文字の羅列ではない出てくるキャラクターたちそれぞれの人生が確かにそこにあったと感じさせられる作品でした。このあとの史学部が凄く気になるので続編が読みたいです。2015/08/13

天の川

30
1は正直、登場人物が多いし、3人が時代によって名前を使い分けているので、ちょっと読むのに苦労した。2は3人の運命が気になって気になって、速度がどんどん上がっていった。アイリーンの決断、VEデーの喧騒の中の(意図的な)邂逅に胸が熱くなり…マイク!何て人なんだろう!読みながら感情が二転三転し、彼の誠意と勇気に泣きそうになった。そして、ビニーとアルフのホドビン姉弟はやはり只者ではありませんでした!2018/05/02

ぐうぐう

29
タイムトラベルものは、その仕掛けの周到さに著者が酔ってしまい、肝心の物語がどこかおざなりになっている小説が多い。しかし、コニー・ウィリスに限っては、そしてオックスフォード大学史学部シリーズに限っては、そんな罠に陥る不安は皆無だ。ここには、本物の物語がある。生きたキャラクターが存在する。愛すべきエピソードが散りばめられている。あくまでその上に、魅惑的な謎と、驚きの答えがあるのだ。未来を知る者の、時間を横断できる者の特権が歴史を切り刻むのではなく、歴史の重みを逆に体感させるという発想。(つづく)2013/07/25

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