出版社内容情報
怪盗ジャン・ル・フランブールは、ポストヒューマンの量子怪盗。太陽系を駆け巡り数々の財宝を盗みだす名うての盗賊のジャンが狙う、次なる獲物は!? フィンランド出身の新鋭が描くAI冒険活劇
内容説明
遠未来、小惑星群にある“監獄”には、ひとりの男の精神が幽閉されていた。男の名は、量子怪盗ジャン・ル・フランブール。かつて太陽系にその名を轟かせた彼も、今は永遠の囚われの身となっていた。そんな彼の監獄にひとりの美少女が現れる。高度な戦闘力を備えた少女ミエリは、脱獄させる見返りとして火星であるものを盗んで欲しい、と告げた。その頃、火星では千年紀長者ウンルー主催のパーティーの準備が進んでいた。怪盗から届いた予告状に対し、気鋭の青年探偵イジドールが呼び出された!超ハイテク世界の火星で展開されるポストヒューマン時代の怪盗対名探偵の対決。
著者等紹介
ライアニエミ,ハンヌ[ライアニエミ,ハンヌ] [Rajaniemi,Hannu]
1978年フィランド生まれ。オウル大学で数学の学士号を取得、エジンバラ大学で数理物理学の博士号を得ている。2003年“Shibuya no Love”でデビュー
酒井昭伸[サカイアキノブ]
1956年生、早稲田大学政治経済学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sin
45
ラノベか〜おまえは!けばけばしいガジェットの釣瓶打ちこそラノベにはなかなかまねの出来ないSF技ではあるが物語の進行具合はまさに…といった具合でなんだかあきれながら読み進めていくうちにハイになってきました。まあ在りなんだけどキャラクターに溺れて蒔いた種を回収しきれていないようで、ああ続くのですか?3部作!本当はコレ一冊でちゃんとまとめて欲しかったな〜2014/06/06
ひめ
31
SFは苦手なんだけど、いろんなものを読んでみようと思って手に取った。この手の本を読むには歳をとりすぎたのか?!世界観が全然わからず、イメージもできず、なにがなにやら・・・。途中からいろんな設定をすっとばして、ストーリーを追うようにしたら少しは読み進むことができたけど、なんとなくしかわからなかった。10回ぐらい読んだらわかるかなぁ(笑)2015/11/11
宇宙猫
25
★★★★ おもしろいんだけど、ルビを振った言葉が多過ぎて慣れるまでノれない。腹くくって翻訳してほしいところ。人も多いので混乱ぎみ。再読すると更に楽しめそうだけど、一度で疲労困憊。。。 2016/01/29
マムみかん(*感想は風まかせ*)
25
カッコいいカバーイラストに惹かれて読んだのですが…なかなか手強かったです!! SF の描く世界観は好きだけど、私には用語がちんぷんかんぷんで文章が頭を素通りしちゃうんですよ~(泣)。 でも、映像化したらワクワク楽しめる作品になりそうな要素が盛り沢山♪ アルセーヌ・ルパン作品、特に『奇巌城』にまつわるものがいっぱい出てきますが、「怪盗対名探偵」という側面は弱かったかな。お気に入りキャラは、人工知能の人格を持つ宇宙船〈ペルホネン〉。茅田砂胡さんの『スカーレット~』シリーズ等の〈ダイアナ〉ファンは必見☆2013/02/24
アーチャー
24
なんだなんだ~。面白いのか面白くないのかよくわからんぞ~。こういうSFを理解できないオレが単に年をとったってことなのか?ん~せっかく意気込んで読んだのにもったいない限りじゃ・・・というわけで、作者並びにこの作品のファンの方、こんな私でスミマセンでした。2014/02/16