出版社内容情報
1986年、東ベルリン。国家が静かに崩壊しつつある時代に、ひとつの恋が始まった。19歳の職業訓練生カタリーナと、妻子のある50代の作家ハンス。秘密に包まれた関係は、やがて執着と支配の色を強めていく。二人の愛の果てには、何が。2024年度ブッカー国際賞受賞作
【目次】
内容説明
ブッカー国際賞受賞。国家が崩壊していくなかで花開いた、狂おしいほどの恋。一九八六年、東ベルリン。国家が静かに崩壊しつつある時代にひとつの恋が始まった。十九歳の職業訓練生カタリーナと、妻子のある五十代の作家ハンス。ある雨の日、バスのなかで出会った二人は、たちまち激しい恋に落ちる。けれども、形を変えるのが愛のさだめ。権力、嘘、芸術、執着―ハンスがカタリーナの生活にのめり込むほど、関係は危うい領域へと近づいていく。二人を引き寄せたのは、幸福な瞬間を司る神カイロスか、それとも―。
著者等紹介
エルペンベック,ジェニー[エルペンベック,ジェニー] [Erpenbeck,Jenny]
1967年、ベルリン(当時・東ベルリン)生まれ。小説家のキャリアを歩む前は、製本職人の見習いを経て、舞台の小道具係や衣装係として働く。その後オペラの演出を学び、ドイツおよびオーストリアで数々の舞台演出を手がけた。1999年、『年老いた子どもの話』で小説家デビュー。これまでにトーマス・マン賞やストレーガ賞などを受賞し、本作『カイロス』(2021年)の英語訳でもブッカー国際賞に輝くなど、国内外で高く評価され、作品は30以上の言語に翻訳されている。現在は家族とともにベルリンで暮らす
松永美穂[マツナガミホ]
ドイツ文学翻訳家、早稲田大学文学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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