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出版社内容情報
幸福だった時代を再現しアルツハイマーを治療するクリニック。患者は懐かしい記憶を追体験することで症状の改善を目指す。だが再現度が高まるほど、現実逃避を望む者が集い、やがて世界中で模倣される。過去は楽園か、それとも監獄か――ブッカー国際賞受賞作
【目次】
内容説明
謎めいた散策者、ガウスティンが開設した「過去のためのクリニック」。そこでは認知症患者のため、各階に異なる年代を細部まで再現し、患者を自らの記憶へと”送り返す”。助手である語り手は、1960年代の家具や1940年代のシャツのボタン、匂い、さらには午後の光に至るまで、失われた時代の断片を集め続けることに。だが再現された”過去の部屋”があまりに精巧になると、健康な人々までもが現在の恐怖から逃れるため、郷愁にのみこまれていく。やがて過去は避難所ではなく、現在を侵食する存在となっていき―。25の言語に訳され、ブッカー国際賞を受賞!ブルガリアを代表する作家ゴスポディノフの、最高到達点。ストレーガ・ヨーロッパ賞受賞。
著者等紹介
寺島憲治[テラジマケンジ]
早稲田大学文学部大学院博士課程修了、ブルガリア・ソフィア大学留学。元東京外国語大学講師
ゴスポディノフ,ゲオルギ[ゴスポディノフ,ゲオルギ] [Gospodinov,Georgi]
1968年、ブルガリアのヤンボル生まれの作家、詩人。共産主義体制崩壊後のブルガリアから登場した作家のなかで、最も多くの言語で翻訳され、国際的な賞を受けてきた作家である。『タイム・シェルター』は、長篇第三作目。本作のイタリア語版は、権威あるストレーガ・ヨーロッパ賞を受賞。そして英訳版で、ブルガリア人として初のブッカー国際賞を受賞した。ニューヨーカー誌、ガーディアン紙、フィナンシャル・タイムズ紙ほか数多くの媒体でブック・オブ・ザ・イヤーに選出されるなど世界的な注目を浴びた。小説のほかにも、詩、エッセイ、脚本、グラフィック・ノベルなど幅広い分野で作品を発表し、現代ヨーロッパ文学を代表するひとりとして評価されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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