食卓にきた犬

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食卓にきた犬

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  • サイズ 46判/ページ数 328p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152104670
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

出版社内容情報

老いを意識し、創作への不安を抱える作家ソフィのもとに、モップのような毛並みの若い犬が現れる。信頼と愛情を向けてくる犬と森を歩き、自然と向き合う時間が、彼女に作家として、女性としての自分を見つめ直すきっかけをもたらした。フェミナ賞受賞の感動作


【目次】

内容説明

八十歳を目前にした作家のソフィは、老いを意識し不安に揺れていた。小説を書き上げられず、創作の源であった森を歩く力さえ失いつつある日々。そこへ現れたのは、ちぎれた鎖をひきずった一匹の犬だった。モップのようなもしゃもしゃの毛並みと、賢さをたたえた瞳。全身で愛を伝えてくれるブリアード種の若い犬―。過去も老いも関係なく全力で生きる犬に付けた名はYes。イエスに後押しされ、ソフィはふたたび森を歩きはじめた。人と犬、文学と自然が響き合う瞬間を目の当たりにした彼女の心には、小さな変化が芽吹き始めていた。しかし、傍らには老いと死が寄り添う。一人と一匹の進む先に見える景色とは―。フランス文学の権威、フェミナ賞受賞。荒れゆく自然や不安な時代のただなかで老いと孤独に光をもたらす、一匹の犬と作家の魂の物語。

著者等紹介

永田千奈[ナガタチナ]
早稲田大学第一文学部フランス文学専修卒

ウンジンガー,クローディ[ウンジンガー,クローディ] [Hunzinger,Claudie]
1940年、アルザス地方生まれ。作家、造形作家。高校でデッサンの教師として働く傍ら、結婚を機に人里離れた村で牧羊生活をはじめる。1973年に夫との生活をもとにした小説Bambois,la vie verteで作家デビュー。2022年刊行の本書『食卓にきた犬』はフェミナ賞を受賞した。造形作家としては、「自然」と「言葉」を主題とするインスタレーションを欧州各地で発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ヘラジカ

29
確かに”峻険”と言うほどではないが、その広範な思索を連ねる文体は、決して軽々と容易に歩き通せる道ではない。キーになる犬との関係性、その存在感もステレオタイプに堕することがない非常に複雑なものである。とても具体的な意思の表明を感じられると同時に、抽象的で何が主題なのか分からなくもある。何だか不思議な作品だった。2025/10/30

かもめ通信

16
老作家と犬、妻と夫、人と自然、生と死、破壊と再生、対となるもの、並び立つもの、境界の曖昧なもの。見て触れて考えて書いて、考えて、考えて、考えて、書いて、そうやって生きるひと。たとえその生き方に共鳴しなくても、自分とその周縁について、思わずあれこれと考えずにはいられない。 とても静かで、それでいて熱を持っていて、人々の心理も自然の描写も厳しいけれど美しく、老いや人の悪意といった不安を駆り立てる恐ろしいものと、日々の営みややすらぎが同居する不思議な読み心地の本だった。2025/12/08

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