出版社内容情報
1965年、幼いフラニーの洗礼式で彼女の母と警察官の男が恋に落ちたことから、二つの家族は一つになった。二人の母と二人の父、そして六人の子供たちは、それぞれの葛藤を抱えながらも関係を築いてゆく。時に揺らぎ、傷つけあいながらも深く結びつく家族の物語
【目次】
内容説明
1965年、カリフォルニア。幼いフラニーの洗礼式で彼女の母ビヴァリー・キーティングと検事アルバート・カズンズが恋に落ち、二人の母、二人の父、六人の子どもたちは一つの家族になった。血のつながりも、同じ屋根の下での生活もない。それでも夏ごとに顔を合わせる六人の子どもたちは、親への不満と苛立ちを分かち合いながら、奇妙な連帯感を育んでいった。大人になったフラニーがある作家に自らの過去を語ってしまったとき、その絆は思わぬ形で試されることになる。寄せ集められた者たちが、時間と距離を越えてゆるやかにつながり続ける―。ベストセラー作家、アン・パチェットが贈る家族という関係の枠を超えた共同体の物語。ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー第1位、全米批評家協会賞最終候補、有力紙誌で年間ベストブック選出…アメリカで大きな話題を呼んだ注目作。
著者等紹介
パチェット,アン[パチェット,アン] [Patchett,Ann]
1963年、ロサンゼルス生まれ。サラ・ローレンス・カレッジ創作学科在学中、長篇作品が《パリス・レビュー》に掲載される。1992年にThe Patron Saint of Liarsでデビュー。2001年に発表した第四長篇『ベル・カント』でオレンジ賞、PEN/フォークナー賞を受賞。以降、『密林の夢』(ともに早川書房刊)をはじめ多数の作品を執筆している。2012年、米国《TIME》誌の「世界で最も影響力のある100人」に選出される。現在はテネシー州ナッシュビルで書店“PARNASSUS BOOKS”を営む
竹内要江[タケウチトシエ]
翻訳家。東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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