平等について、いま話したいこと―Equality:What It Means and Why It Matters

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平等について、いま話したいこと―Equality:What It Means and Why It Matters

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  • サイズ 46判/ページ数 168p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152104014
  • NDC分類 331.85
  • Cコード C0030

出版社内容情報

資本主義の果て、大いなる格差に覆われる現代。教育やヘルスケアを「脱商品化」するには? 左派はなぜ世界的に弱体化したのか? 大学入試や議会選挙にくじ引きを導入すべき? 当代一の経済学者と政治哲学者が相まみえ、真の「平等」をめぐり徹底的に議論する

内容説明

「平等」の意味を考えるには、経済、哲学、政治を横断的に議論する必要がある。世界を揺るがす「平等」という問いに、当代きっての経済学者と政治哲学者が挑む!

目次

第1章 なぜ不平等を懸念するのか
第2章 お金はもっと重要でなくなるべきか
第3章 市場の道徳的限界
第4章 グローバリゼーションとポピュリズム
第5章 能力主義
第6章 大学入試や議員選挙にくじ引きを取り入れるべきか
第7章 課税、連帯、コミュニティ
第8章 国境、移民、気候変動
第9章 左派の未来―経済とアイデンティティ

著者等紹介

ピケティ,トマ[ピケティ,トマ] [Piketty,Tomas]
1971年生まれ。フランスの経済学者。パリ経済学校教授。社会科学高等研究院(EHESS)教授。EHESSおよびロンドン経済学校(LSE)で博士号を取得後、マサチューセッツ工科大学(MIT)で教鞭をとったのち現職。2013年に仏語版が、2014年に英語版と日本語版が刊行された『21世紀の資本』は700頁超の学術書にもかかわらず、世界的ベストセラーとなる

サンデル,マイケル[サンデル,マイケル] [J.Sandel,Michael]
1953年生まれ。アメリカの政治哲学者。ハーバード大学教授。ブランダイス大学を卒業後、オックスフォード大学にて博士号取得。ハーバード大学の学部科目“Justice(正義)”は延べ14,000人を超す履修者数を記録。日本ではNHK教育テレビ(現Eテレ)で『ハーバード白熱教室』として放送された。2009年(邦訳2010年)の『これからの「正義」の話をしよう』は世界各国で大ベストセラーとなり、日本でも累計100万部を突破した

岡本麻左子[オカモサマサコ]
関西学院大学社会学部社会学科卒。外資系金融会社勤務、ライター、米国留学等を経て2003年から翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ

85
マイケル・サンデルとトマ・ピケティの対談。これは買って読んでしまう。平等の3つの側面における対談。経済に於ける所得と富の再分配について。政治に於ける発言権、権限、参加について。尊厳・身分・尊重・承認・敬意・尊敬についてである。行き過ぎた20世紀流社会民主主義の大きな難点の是正、左派がなし得なかった経済構造の在り方の問い直し。その他、教育改革に累進課税等への考え方。興味深く、薄い本であるが読み入ってしまったのである。いろいろ社会の在り方について学術的に考えさせてくれるこうした本を偶には読むべきなのである。2025/02/02

踊る猫

38
コンパクトな書物だがなかなかどうして、「口当たりはよくない(甘くない)」「こちらにも訴えかける」有効性を持ちつつ上品で手堅い語り口が魅力的だ。正直なところ両雄の世界情勢の整理はぼくの理解を超えたものだったが、そこから帰結として帰納的に問題となるのがサンデル的に「共通善」をどう構築するか、そこに上乗せされるかたちでピケティ的に「資本主義」をどう見直すかといったことかなと受け取る(雑で申し訳ない)。両者が「きしみ」「異論」を率直にぶつけ合いつつ専門領域を出て横断するかたちで対話をおだやかに進める、得がたい1冊2025/02/02

funuu

7
ピケティが不平等は2015年度がピークで後は横ばいとしているのに驚いた。この分野でみると江戸末期と現代と比べたら支配層と他との開きは少ない。 年金制度もなかった。 累進課税をかってのようにすれば上手く行くとしているがなかなか難しい。 トランプ、ルペン現象は雇用経済問題が根。 医療等は社会資本は自由化するとアメリカ医療のように金を投入しても寿命は縮まる。2025/01/24

もっぱら有隣堂と啓文堂

5
とりあえずもう一度読む2025/01/27

manabukimoto

4
マイケル・サンデルとトマス・ピケティ。私でも知っている「良識派」の知の巨人二人による、世直し談義。 ピケティは経済的、政治的、尊厳的な問題だととらえ、ひときわ三つ目の尊厳的なことを問題視する。 急進的なことをピケティが言って、サンデルが嗜める構成。 インドの選挙制度が興味深い。25%の選挙区では全ての政党が指定のカーストや部族の候補者の擁立を義務付けているという。あらかじめ民意を想定し候補者をだす。では、日本では?宗教?地域?血縁?思想? 累進課税やくじ引きなど、思考実験で見えてくる矛盾と課題。 2025/02/05

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