動物工場

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  • サイズ 46判/ページ数 544p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152103956
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

アフリカにある動物たちの王国ジダダは、植民地支配から民を救った建国の父オールド・ホースの政権誕生40周年を迎えた。だが、ジダダの民たちは気づいている。この栄光の影で犠牲となる者たちの声を。ブッカー賞最終候補に選ばれたジンバブエ版『動物農場』。

内容説明

ジンバブエの史実を基にした、2022年ブッカー賞最終候補作。アフリカにある動物たちの王国ジダダでは、植民地支配から民を救った建国の父、オールド・ホースの政権誕生40周年が祝われる。治安部隊の犬に警備された広場は、動物たちで埋め尽くされ、妻のロバ、副大統領の馬、預言者の豚を傍らに、オールド・ホースはスピーチを始める。しかし、いまや建国の父の輝きは翳り、独裁政権と化していることに国民たちは気づき始めていた。やがて訪れるオールド・ホースの失脚にともない、国が混乱に陥る中、若い雌山羊が王国に戻ってきた。暴君の栄光の影で、犠牲となってきたものたちの声を響かせるために。動物たちのSNSでのつぶやきも織りまぜながら語られる、現代版『動物農場』ともいえる傑作寓話。

著者等紹介

川副智子[カワゾエトモコ]
早稲田大学文学部卒、英米文学翻訳家

ブラワヨ,ノヴァイオレット[ブラワヨ,ノヴァイオレット] [Bulawayo,NoViolet]
1981年、ジンバブエ生まれ。コーネル大学でトルーマン・カポーティ・フェローシップを受けて創作の博士号を取得。2010年に短篇「ブダペスト襲撃」を《ボストン・レビュー》誌に発表し、高く評価された。同短篇を書き継ぎ、2013年に初の長篇となる『あたらしい名前』(早川書房刊)を発表し、PEN/ヘミングウェイ賞、ロサンゼルス・タイムズ文学賞、エティサラート文学賞を受賞。《ニューヨーク・タイムズ》紙が選ぶ2013年度の注目すべき書籍に選出されたほか、ブッカー賞最終候補となった。この最終候補入りは、ジンバブエ人およびアフリカ出身の黒人女性として初であった。本書『動物工場』は2022年ブッカー賞の最終候補に選ばれている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヘラジカ

38
『あたらしい名前』の作者が再びブッカー賞最終候補にもなった作品だが、あのシンプルな自伝的な連作短篇小説とは全くテイストの異なった、謂わば”マジック・リアリズム”の大作である。動物としてのカリカチュアが濃くなったり薄くなったりを繰り返す様は非常に混沌としており、民話のような空想世界を感じさせる瞬間もある一方で、大半は現実の独裁国家そのままを切り取った「醜悪さ、悍ましさ」を感じさせる。グラデーションというか、マーブル模様というか、混じりあう色のそれ自体が強烈な「風刺」なのだろう。非常に先鋭的でユニークな作品。2025/02/04

おだまん

10
現代の人間社会を擬動物化した寓話、とはいえまんま人間社会。言い回しがくどくて読み疲れてしまった。2025/02/27

御庭番

3
アフリカの独裁政権についてはほとんど知識がない。 動物だったけれど、物語の形式で実際にアフリカのとある国の歴史をたどることができた。 繰り返し繰り返し同じ言葉で訴えてくる。 動物工場という邦題に牽かれて読んだが意味こそ違え読んでよかった。 【図書館で借りました】2025/04/13

KiZi

1
邦題(原題Glory)からはパロディ色の強い作品かと思っていたが、傍観者だった動物たちが市民革命を遂行し切るまでを描くことで、希望と栄光に満ちた未来を予感できた。オールド・ホース時代のパートは、国民の窮状だけでなく独裁者の「ハートブレイク」も描かれていて、『族長の秋』っぽさを感じた。ジダダの動物たちは、40年以上もの悪政のせいで耐えることに慣れてしまったり、「アナザー・カントリー」でしか怒りを表明できなかったりするが、日本人としては共感せずにはいられないだろう。有権者としてのあるべき姿を考えさせられた。2025/06/02

isbm

0
★★☆2025/02/25

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