夜の底を歩く

個数:
電子版価格
¥3,300
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

夜の底を歩く

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年07月19日 13時18分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 360p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152103918
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

17歳のキアラは、兄と二人暮らし。父は病死、母は獄中。ラッパーを夢見る兄のため、隣家の孤独な少年のため、彼女は職を探す。ある夜、思わぬことから、売春を始める。愛する者を心の支えとして働くキアラだったが、やがて街を揺るがす騒動に巻き込まれ……

内容説明

17歳のキアラは、兄のマーカスと暮らしていた。父は病死、母は刑務所に入って、いまは更生施設にいた。自分たちだけで稼がないとならないというのに、マーカスはラッパーを夢見てばかり。心配事はまだあった。同じアパートに住む、ネグレクトを受けている9歳のトレバーだ。彼らのためにも懸命に職を探すキアラ。だが、雇ってくれる店はなく、追い詰められた果てに、思わぬことから売春をはじめる。愛する者を心の支えに続けるが、やがて街をゆるがす事件に巻き込まれてしまう。圧倒的な悪意に取り囲まれるなかで、キアラは―。荒々しい詩情で10代の少女が生きる現実を描き出す、史上最年少でブッカー賞候補に選出された米国作家のデビュー作!

著者等紹介

モトリー,レイラ[モトリー,レイラ] [Mottley,Leila]
カリフォルニア州オークランド生まれ。オークランド芸術学校に通い、スミス・カレッジに進学した。幼い頃から小説や詩を書き、16歳のときにオークランド青少年桂冠詩人賞を受賞。同じころに本書『夜の底を歩く』を書きはじめ、2022年に出版すると、作家・批評家から高く評価され、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーリストに入り、史上最年少でブッカー賞にノミネートされた。さらに、ニューヨーカー、ワシントン・ポスト、タイムといった有力紙誌の年間ベストブックに選出され、21カ国で翻訳が決まっている

井上里[イノウエサト]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヘラジカ

35
正直に言おう。この作品がブッカー賞のロングリストに選出された理由に、作者の年齢が関係していないとは思えない。ただし、それが決して悪いことだとも思えない。決して文学作品として手放しで褒められるような長篇ではないにしても、テクストには確かな命が宿っているし、このテーマを当事者と同じ年齢の人間が物語として形にすることには、作品全体の完成度を超越した価値があると言っても良い。煮えたぎるようなエネルギーの片鱗がページを捲る手を焦がしそうになることすらあった。良い小説だと思う。2025/01/10

練りようかん

15
オークランド市の低所得者層エリアに住む少女が主人公。どん詰まりを感じる前半、酷いことが起こっても感覚が麻痺してページを廻る手は一定のスピードを保っていた。しかし、警官の死とむらさきスーツの女が命運を変える段になるとリーダビリティは一気に上昇。主人公がケアするネグレクト少年が取引に使われるのは辛く、引き離される場面は涙。しかしあとがきを読むと“黒人女性はなぜ身近な男性の世話をしなさいと育てられるのか”問題に相当すると気付く。実在の事件を下敷きにしているのも衝撃で、ブッカー賞候補作も納得の重い読後感だった。2025/04/20

uniemo

11
読んでいてあまりに辛いので飛ばし読みしていた部分もありました。アメリカの人種差別にもかかわる話ですが子どもが虐待されるのは本当に辛い。2025/04/19

5
作者が10代のうちに書かれたという事実に驚くとともに悲しくなった 本人の意志にかかわらず、否が応でも性暴力と搾取に直面せざるを得ない、女の子たちをめぐる環境は世界共通なのだろう 所々にあるモノローグは印象深く並外れたセンスを感じる2025/01/15

Tomio

3
痛快な終わり方はしないんだろうなと覚悟していたがその通りだった。 どこかでこんな思いをして暮らしている少女が本当にいるんだろうなと。 そうして、そういう現実を知って私には何ができるだろうか、安全な場所で傍観しているだけだなと。そんな気分で読み終わった。2025/05/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22312062
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品