出版社内容情報
ドイツ軍に母を惨殺され、復讐のため赤軍の狙撃兵になることを決意したセラフィマ。彼女が狙撃訓練学校で出会ったのは、同じ境遇の少女たちだった。セラフィマと教官イリーナの葛藤と熱い想いを『少年ノート』『しまなみ誰そ彼』の鎌谷悠希氏がコミカライズ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
51
「同志少女」コミカライズ。原作読んでるから、容赦のなさとイリーナの冷徹さに隠れた情。シャルロッタの可愛さが良く表現されてることで。・・・この特訓も束の間の平和も後のことを思うとな。2024/12/21
aisu
18
「戦争は女の顔をしていない」と同じ時代、同じソ連の少女達の戦争参加だが、あちらは複数の体験談を短くまとめて集めたものに対し、こちらはひとつの長編小説だ。孤児の少女を集めて狙撃兵を育成する機関が実際あったかどうか知らないが、「戦争は…」に女性の狙撃兵がいたからどこかでは育成されていたのだろう。単に狙撃兵カッコいいという話では勿論ないから、主人公が何を観て何を体験して何を思ったか、原作者は何を書きたかったのか、最後まで見届けたい(マンガ待ちきれなくて原作読んじゃうかも…)2024/12/20
ムーミン2号
11
原作は2022年本屋大賞を受賞し、更に第11回アガサ・クリスティー賞の大賞を受賞している作品だ。が、未読。原作未読のままコミカライズされたものを読むのはどうかと思いながら、じゃあといって原作がいつ読めるのかもわからんので、ついつい手にしてみた。まだ1巻で、家族も含め村がドイツ軍に蹂躙されて生き残ったセラフィマという少女が、女性狙撃兵になるための訓練を受け始めるまでが描かれている。何巻まで刊行されるのかは分からないけど、後も気になる。2025/01/05
Ex libris 毒餃子
10
少女の明るさと戦争の悲惨がアンビバレントになっている作画。原作の雰囲気が活きていると思われる。戦場描写にも期待。2024/12/14
ジャム
7
話題を呼んだ狙撃手たちの少女たちの戦争を描いた本屋大賞受賞作が漫画化。同時発売した原作文庫より前にまずはこの漫画版第1巻を読了。冒頭でいきなり主人公フィーマことセラフィマの村の人たちが敵兵の襲撃を受け全滅という悲惨な戦争の現実から描かれただ一人生き残ったセラフィマが助けられた冷酷無比のイリーナという女性兵士に連れられ少女のみの狙撃隊に入ることに。そして、その少女たちもまたそれぞれ家族を失っていたりと戦争の犠牲者たちばかり。原作で続きをこれから読み進めていくが彼女たちの未来は果たしてー。2024/12/15
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