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内容説明
「武芸は申すに及ばず、詩歌、茶の湯、碁将棋、すべて諸芸に達す」―剣豪の肖像に迫る。
目次
第1部 武蔵の剣(立志―定められた剣の道;決闘―剣豪の足跡;漂泊―仕官への望み;安息―生涯の集大成へ)
第2部 武蔵の美(孤高の剣豪の美学;『五輪書』を読み解く)
著者等紹介
寺山旦中[テラヤマタンチュウ]
1937年、埼玉県生まれ。埼玉大学に国文、東京学芸大学に書道、東京大学に美学を学ぶ。大森曹玄老師に参禅、滴水下の禅と直心影流の剣道を修行。また横山天啓翁に筆禅道、山田研斎居士に刀剣観照等を参学。筆禅会主宰、二松学舎大学教授、上智大学、花園大学講師
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感想・レビュー
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Kousuke Tanaka
1
武術を嗜む者として、やはり宮本武蔵という存在は、気に掛るものである。 一時期(まだ現在も?)漫画で話題になったが、そういったドラマ性を抜きにしても、宮本武蔵の記した「五輪書」「独行道」「兵法三十五箇条」を読むだけで、いかに優れた剣豪だったかは、ぼんやりと伝わってくる。 本書では、あまり知らなかった養子のことや、武蔵出生の謎などにも切り込んでおり、興味深く読ませていただいた。 また後半には武蔵の残した書画などの作品も挙げられている。 個人的には、漫画にも書かれたような決闘やドラマは、面白いとは思うものの、2011/12/03