生き急ぐ

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  • サイズ 46判/ページ数 192p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152103765
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

出版社内容情報

バイク事故で夫を亡くした作家は、20年後、思い出の家を手放す今、再び問いに向き合う。もしも、あのとき別の選択をしていたら事故は避けられたのか? 悲劇の日までの二十数年にわたる結婚生活の「あのとき」の数々を見つめ直す。ゴンクール賞受賞の感動作

内容説明

20年前、ブリジットは、夫のクロードをバイク事故で失った。享年41。二人で購入し、引っ越しを間近に控えた家に、夫が住むことはなかった。いま、再開発のため家を手放すことになったとき、ブリジットはまるで夫の魂を売ったかのように感じた。そして再び問いに向き合う。もしも、あのとき、違う選択をしていたら事故は避けられたのか?まぶたに浮かぶ、家族の“あのとき”の数々。別れの時へと至る回想のカウントダウンが始まる。癒えることのない痛みと向き合い、運命の意味を問う長篇小説。フランス文学最高峰のゴンクール賞受賞作。

著者等紹介

ジロー,ブリジット[ジロー,ブリジット] [Giraud,Brigitte]
アルジェリアのシディ・ベル・アッベスにてフランス人の両親のもとに生まれる。ドイツ語、英語、アラビア語を学び、翻訳者、書店員、文芸ジャーナリストなどを経て1997年に作家デビュー。2007年、L’amour est tr`es surestim´e(「愛はきわめて過大評価されている」未訳)でゴンクール短篇賞受賞。2017年、Un loup pour l’homme(「人間にとっての狼」未訳)がゴンクール賞、フェミナ賞の候補作となり、2019年、Jour de courage(「勇気の日」未訳)がメディシス賞、アカデミー・フランセーズ小説大賞の最終候補作に選出される。2022年、本書「生き急ぐ」でゴンクール賞を受賞し、フランスで50万部を突破するベストセラーとなる。小説執筆の傍ら、文芸評論家、文芸フェスティバルのアドバイザー、編集者としても活躍している

加藤かおり[カトウカオリ]
フランス語翻訳家。国際基督教大学教養学部社会科学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヘラジカ

50
「あのとき、ああしていれば、こうしていたら…」ほんの些細な後悔に対しても”もし”を考えてしまう人間という生き物が、大切な存在を重大な事故で亡くしてしまったらどうだろうか。誰しもが残りの人生、膨大な時間をかけてその”もし”について考えるに違いない。世界中に溢れている個人的で無力な「悔恨と嘆き」を文学に昇華する。決して独創的とは言えないテーマだが、大きな普遍性、明晰で理知的な文章、何よりも書くことによって自らを回復させようとする祈りのような強い力に心の底から感動した。傑作。2024/11/08

ぽてち

37
20年前に最愛の夫クロードをバイク事故で喪ったブリジット。2人で手を入れながら住む予定で購入した家に引っ越す直前の事故だった。事故に至るまでの様々な分岐点を振り返りながら、「もしも」を問い掛ける。SFやファンタジーならばタイムリープものになるのだろうが、本作では後悔と諦念の繰り返しになる。重い。つらい。だが、人生とはそうしたものだ。“運命”という言葉は使いたくないが、どれか1つが違っていれば結果も異なったのかもしれない。訳者あとがきを読んで、本作が著者の実体験に基づいたものだと知って激しい衝撃を受けた。2024/12/07

特盛

36
評価3.5/5。2022年ゴンクール賞作品。20年前、人生が開けて幸せなタイミングで突然、バイク事故で夫を亡くした著者。もしあの時ああだったら事故が起きなかっただろうか、という仮想と回想で物語が綴られる。因果関係とは一体何だろうか、とか偶然性の容赦なさ、人の喪失に対して人は準備も受容も簡単にできぬ、ということが頭を巡る。自分は、幸い大事な人を亡くした経験はない。だが、今後人生でこの様なことは理不尽な離別は確実に起こると見た方が良いだろう。或いは自分が誰かにとってそうなる。人生をなんとなく生きてはいけない2024/12/08

にゃにゃころ

25
フランス文学最高峰ゴンクール賞受賞作。20年前にバイク事故で亡くなった夫のことを、もし〇〇だったら... とひたすら振り返る。最初のうちは「なんという執着... 」と思っていたんだけど、読んでいくうちに、自分の中である程度昇華できたからこそ書くことが出来たんだなぁと。人生は選択の繰り返しなのだから、特に事故や病気に関しては、あの時こうだったならば... と考えるのは仕方ない。でもこの話はすべてが死に向かっているように思えて苦しかった。まぁでもタイトルは「生き急ぐ」ではなくて、「魔が差す」では?って思った。2025/01/22

Hiro

23
著者の自伝的作品と知り、読んでい辛かった。21の「もしも」と二つの「なぜ」からは著者の後悔や怒りが感じられる。色々な場面での何気ない選択や偶然の積み重ねが私たちの「運命」に影響することを考えさせられた作品。日々の一つ一つの選択をいい加減にはできない。2025/01/22

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