マン・カインド

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  • サイズ 46判/ページ数 400p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152103185
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

2045年、国際独立市テラ・アマソナスの指導者チェリー・イグナシオが、軍事企業〈グッドフェローズ〉の捕虜を銃殺する。この虐殺をレポートしようとした迫田城兵は事実確認プラットフォームにより配信を拒否されてしまう。果たして人類に何が起こっているのか?

内容説明

公正戦闘の概念が世界に浸透した2045年、ジャーナリストの迫田城兵は、国際独立市テラ・アマソナスの指導者チェリー・イグナシオが軍事企業“グッドフェローズ”の捕虜を銃殺する場面に遭遇する。この不可解な虐殺を世界にレポートしようとする迫田だったが、なぜか事実確認プラットフォーム“コヴフェ”により配信を拒否されてしまう。チェリー本人から遺族訪問を依頼された迫田は、“グッドフェローズ”唯一の生存者レイチェル・チェンとともに、熾烈な第二内戦を経た北米の自由領邦をめぐる。やがて2人と合流した“コヴフェ”のトーマ・クヌートは、虐殺に関する迫田のレポートが軽視された原因を解析、“グッドフェローズ”のメンバーに秘められたある秘密を知る。『Gene Mapper』『オービタル・クラウド』に続く待望のSF長篇。第53回星雲賞日本長編部門受賞作。

著者等紹介

藤井太洋[フジイタイヨウ]
1971年奄美大島生まれ。2012年、ソフトウェア会社に勤務する傍ら執筆した長篇『Gene Mapper』を電子書籍で個人出版。異例の話題を呼んだ同作は、大幅な加筆修正を施した増補完全版『Gene Mapper‐full build‐』として、2013年に商業出版された。2014年の第2長篇『オービタル・クラウド』(ともにハヤカワ文庫JA)で第35回日本SF大賞を、2018年の『ハロー・ワールド』で第40回吉川英治文学新人賞を、それぞれ受賞した。なお、本書『マン・カインド』は、SFマガジン連載版で第53回星雲賞日本長編部門を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

147
AI技術の発達による公正戦が広まった世界という設定が理解し難い。軍隊という暴力装置を独占するのが国家存立の大前提なのに、それを民間軍事企業に委ねるなど国の独立を放棄するに等しい。過去作品と同じく国際外交や情報機関の描写も一切なく、独裁国まで同調するなどクーデターを起こしてくれと言わんばかりだ。しかも最後は醜い欲望に満ちた「ガンダムSEED」のコーディネーター誕生秘話に変貌しながら、大した事態にはならないとは。著者は憲法九条の信奉者で、その理想が広まった美しく善意に満ちた世界を描きたいのかと勘繰りたくなる。2024/11/22

hiace9000

115
プロローグで《攻殻機動隊_2045》モードへの切替コマンド受信! そのまま突っ切って読破。これがまた実におもしろい。メカや装置の具体説明薄めゆえに読者にはその手の基礎知識と想像力を要するが、「いちいち面倒な説明してらんないわよ、戦場なんだから!」的、完全に出来上がった世界観にいかに没入できるか否か。ドローンによる機械戦争を終結させる次のフェーズの想像&創造は、昨今のSFの提示する近未来路線とも共通。初読み藤井さん、独自の近未来世界観を見事に構築されている作家さんかと思う。他のSF作品群追いかけてみたい。2024/12/15

クリママ

51
2045年、ドローンの非対称戦争の反省から、戦争は当事者が約束事に従い、業者に受託する公正戦になった。報道も、量子コンピューターの開発により事実確認ができ、フェイクニュースが排除されようになった。戦争コンサルタントの違法な捕虜虐殺を追う記者を中心に、その謎が解き明かされるにつれ、新しい人類の存在が明らかになっていく。2017年から始まった陰謀は、現在進行形か。2、30年前は現在のスマホの汎用化など思いもよらず、この作品で描かれる20年後の世界は興味深い。が、彼らは、怒りしか感じなかったのだろうか。2025/04/16

よっち

36
公正戦闘という概念が一般化した近未来。国際独立市テラ・アマソナスで軍事企業が捕虜を銃殺する事件が起き、取材した迫田が思わぬ事態に巻き込まれる近未来SF。国際独立市テラ・アマソナスの指導者イグナシオはなぜ捕虜を殺したのか。その取材記事の配信を事実確認プラットフォームから拒否されたことをきっかけに、事件の背景を追うようになってゆく迫田。遺伝子操作技術を含めた人体改変や、イグナシオの何とも複雑な生い立ちからの覚悟が明らかになってゆく中で迎えた結末は、これから起こり得る一つの可能性として考えさせられる物語でした。2024/10/16

Mc6ρ助

33
「GeneMapper」、「オービタル・クラウド」に続く待望のSF長編なんだって(カバーのソデに記載)。満足、満足。「ワン・モア・ヌーク」や「オーグメンテット・スカイ」がSF長編ではないんだって、長年の疑問に答えが得られたことがなにげに嬉しい、藤井太洋さんの実はストレートに分かりやすい、そういう点ではSF、SFしたものだった(除く、「公正戦闘」、ウクライナやガザを見るにつけ、ソッチの方向への補外線が有りなのかよく分からない・・)。ところで、藤井太洋さんもまたトラは予測できなかったってことで良いのだろうか?2024/11/30

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