出版社内容情報
チートなしの転生令嬢だったカレンは、過酷な運命を乗り越え、無二の魔法使いとなって皇子ライナルトの皇位簒奪を助けた。が、前帝カールの妃が仕掛けた罠に、カレン最大の危機が迫っていた……異世界"恋愛"ファンタジー、シリーズ完結篇。書き下ろし短篇付
内容説明
チートなし使命なしの転生令嬢だったカレンは、過酷な運命を乗り越え、無二の魔法使いとなって皇子ライナルトの皇位簒奪を助けた。そんな彼女のささやかな願いは、密かに慕うライナルトの隣に座ること。だが、皇太后クラリッサが仕掛けた罠に、カレン最大の危機が迫っていた。数奇な人生の物語、堂々完結。書籍特典として書き下ろし短篇×2本収録。
著者等紹介
かみはら[カミハラ]
作家。創作活動を経て、WEBに発表した本作の連載版『転生令嬢と数奇な人生を』が第1回キネティックノベル大賞2次選考を通過、第8回勝手にロマンス大賞ネット部門第2位に輝く。2021年に『転生令嬢と数奇な人生を1 辺境の花嫁』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サケ太
14
良かった。両者結構な重さ故にすれ違いながらも、綺麗に終わった。2023/03/29
すがはら
13
アップダウンの激しさに悲鳴が出ます。救出までに10日もかけて、泣きそうだったよー。チェルシーのことも辛いし。あそこでライナルトが直接乗り込んで来ないのもこのお話らしいなと思いました。読者を甘やかしてはくれませんね。カレンの見た夢は悲しかった。どうやらカレンの最大の使命は長生きすることの模様。山の都の術を廃れさせれば転生はなくなるらしいけど、転移は勝手に生じてしまうみたいでしたが、あれは何なのでしょう。転移の日本人率の高さも謎だし。前半のキヨの振る舞いの痛さが物語から浮き過ぎて強烈。キヨの黒歴史。気の毒に。2023/11/25
dorimusi
7
完結。なんか完結のカタルシス的なものが薄いけどとりあえず完結まで読めてよかった。 拷問を受けるヒロインはなろうでも珍しい気もする。まぁその人たちの最後もなかなかだけど、最後にその表現も出すかーと思った。 6巻が蛇足とは思わないし状況は今までになく厳しかったのになんか完結感が薄いのは結婚式とか区切りの良い感じのラストになってないからかも。まぁ面白かったけど。普通に続きがありそうな終わり方だし、タイトルちょっと変えて普通に続けるぽい。とりあえず話忘れないうちに短編集読むかな。2024/07/20
osiripenpen0
3
多分作者も読者も力尽きた。前巻でまとまって、これは大団円で後日譚で余韻を楽しむ巻か。それにしても女性の面倒臭さよ。「うわめんどくせー」と男性読者は全員思ったはず。2023/10/02
emopit
2
胸糞悪い描写もあったけれど、悪意を悪意と思わない状態の狂信者の描き方凄い。 ライナルトも飢えていた事に蓋をしていたから、気づいてしまってからの甘々重々熱々が好ましい。 理路整然と愛情の確認されるのは怖かったが(笑) ニヤニヤする。 最後の1/4はずっと涙が止まらなかった。 沢山の犠牲もあったけれど、沢山の愛情に溢れた物語だった。これからもカレンの数奇な運命に掌に溢れる幸せが訪れますように。2025/03/25