出版社内容情報
猫のジンジャーと犬のピクルスは雑貨店を営んでいます。2匹はネズミとうさぎから怖がられていますが、お店にはお客がたくさん来ます。品揃えと後払いが好評です。ところがお店は大ピンチ! いつまで経っても誰もお金を払わないのです。2匹がとった行動は?
内容説明
猫のジンジャーと犬のピクルスは雑貨店を営んでいます。お店には動物のお客がたくさん来ます。品ぞろえがよく、つけ払いも好評です。でもお店は大ピンチ!いつまでたっても、だれもお金を払わないのです。店主の2匹、一体どうする!?
著者等紹介
ポター,ビアトリクス[ポター,ビアトリクス] [Potter,Beatrix]
1866~1943年。イギリスの絵本作家。イギリスのロンドン生まれ。子どものころから小動物とくらし、夢中で絵を描いた。うつくしい湖水地方を愛し、そこを舞台に数々の作品をつくりだす。後半生は自然保護活動と農場経営、羊の飼育にとりくんだ
川上未映子[カワカミミエコ]
小説家・詩人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
146
🐰絵本〈ピーターラビット〉シリーズ(全23巻、川上未映子 新訳版)完読兎倶楽部🐇 https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11812169?sort=book_count&order=desc 続いて第18巻です。今回も猫😽&犬🐶が主人公でした。全く商売の解っていない二匹です。次回第9回配本は、2024年1月となります。 https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000015601/2023/10/30
藤月はな(灯れ松明の火)
52
再読。子供の頃は分からなかったけど、社会人になってからこの本を読むとジンジャーとピクルスのアンバランスな商売手法に怖くなってくる。ある特定のお客さんに怖がられながらも大繁盛していたジンジャーとピクルスのお店は何故、潰れたのか。繁盛してもひもじいのは切なすぎる。後、調べても先が見えないどころか、貸し倒れになる可能性のある未払い金が出てくる場面や税金の滞納通知にヒェッと息が漏れたのは私だけじゃない筈。片一方に負担が掛かるのではなく、顧客にも商売人にも公平な取引こそ、互いに利を得られるのだと改めて考えさせられる2024/11/15
ゆか
18
新着棚で。猫のジンジャーと犬のピクルスの雑貨店には、動物のお客がたくさん来ます。品ぞろえがよく、つけ払いもききます。でもいつまでたっても、だれもお金を払わない。店主の2匹、一体どうする!?というお話。つけで買っていたお客さん達が、痛い目にあうわけでもなく、ジンジャー達に逆転的幸運がおとずれる訳でもない。ただ、その後うさぎの森で、幸せに暮らしていることがわかる。カラーの絵にも、白黒の絵にも、うっとり。2024/02/04
takakomama
8
ジンジャーとピクルスは森の生活の方が幸せそうです。品物の値段や税金の金額が上がっているのは、今の時代に合わせたのかな。2023/11/25
遠い日
6
川上未映子新訳、シリーズ18。猫のジンジャーと犬のピクルスの雑貨店はいつも大賑わい。それというのもつけ払いが効くというので、お客さんたちは欲しいものを欲しいだけ買っては、お金を払わずじまい。経営が成り立たず、ついには金もなくなり、店のものを食べる始末。ハッピーエンドではないのですが、とうとう店を畳んで、ジンジャーとピクルスが気楽に暮らしているようすには安堵しました。2024/04/16