出版社内容情報
ボルティモア郊外でコンピューターの出張修理をしながら、一人暮らす40代のマイカ。人付き合いを避け、決まった日課を堅持し平穏に過ごす彼の元を、マイカの息子だと名乗る青年が訪れ──孤独な中年男性のやり直しを、タイラー独特のユーモアを交えて描く長篇
内容説明
ボルティモア郊外で、コンピューターの便利屋をしながら独り暮らす43歳のマイカ・モーティマー。人付き合いの少ない彼は、毎朝7:15になるとランニングに出かけ、その後シャワー、朝食、掃除…というように決まった日課を守って毎日を過ごしている。そんなある日、マイカの息子だと名乗る青年が彼の元を訪れる。さらに、恋仲の女性には、とあるすれ違いで別れを告げられ―。予想外の出来事が続き、日常のテンポがズレ始めたマイカの行き着く先とは。アン・タイラーらしいユーモラスで滋味深い仕掛けが光る、2020年ブッカー賞候補作。
著者等紹介
タイラー,アン[タイラー,アン] [Tyler,Anne]
1941年、米国ミネソタ州ミネアポリス生まれ。1983年に『ここがホームシック・レストラン』でピュリッツァー賞(小説部門)とPEN/フォークナー賞の最終候補に。1985年には『アクシデンタル・ツーリスト』で全米批評家協会賞を受賞、『ブリージング・レッスン』で1989年のピュリッツァー賞を受賞した。20作目の長篇となるA Spool of Blue Threadで2015年のブッカー賞最終候補に。2020年に発表された『この道の先に、いつもの赤毛』は、同年のブッカー賞の候補作となった。ボルティモア在住
小川高義[オガワタカヨシ]
1956年生、東京大学大学院修士課程修了、英米文学翻訳家、東京工業大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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