異常(アノマリー)

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異常(アノマリー)

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  • サイズ 46判/ページ数 424p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152100795
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

出版社内容情報

殺し屋、ポップスター、売れない作家、軍人の妻、がんを告知された男……なんのつながりもない人びとが、ある飛行機に同乗したことで、運命を共にする。飛行機は未曾有の巨大乱気流に遭遇し、乗客は奇跡的に生還したかに見えたが――。ゴンクール賞受賞作

内容説明

もし別の道を選んでいたら…良心の呵責に悩みながら、きな臭い製薬会社の顧問弁護士をつとめるアフリカ系アメリカ人のジョアンナ。穏やかな家庭人にして、無数の偽国籍をもつ殺し屋ブレイク。鳴かず飛ばずの15年を経て、突如、私生活まで注目される時の人になったフランスの作家ミゼル…。彼らが乗り合わせたのは、偶然か、誰かの選択か。エールフランス006便がニューヨークに向けて降下をはじめたとき、異常な乱気流に巻きこまれる。約3カ月後、ニューヨーク行きのエールフランス006便。そこには彼らがいた。誰一人欠けることなく、自らの行き先を知ることなく。圧倒的なストーリーテリングと、人生をめぐる深い洞察が国際的な称賛をうける長篇小説。ゴンクール賞受賞、フランスで110万部突破ベスト・スリラー2021(ニューヨーク・タイムズ、パブリッシャーズ・ウィークリー)。

著者等紹介

ル・テリエ,エルヴェ[ルテリエ,エルヴェ] [Le Tellier,Herv´e]
1957年、パリ生まれ。小説家、ジャーナリスト、数学者、言語学者など、多方面で活躍する。1992年より、国際的な文学グループ“潜在的文学工房(ウリポ)”のメンバーとして、小説の新しい形式と構造を探求する作品を発表。2019年には4代目の会長に就任する。30ほどの著作を刊行する長いキャリアを経て、63歳のとき、『異常』で一挙に世界的に注目される。2020年、同作はフランスで最高峰の文学賞ゴンクール賞を受賞し、同国内で110万部を突破。40の言語で翻訳が決まっている

加藤かおり[カトウカオリ]
フランス語翻訳家。国際基督教大学教養学部社会科学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

386
ゴンクール賞受賞作ということで読みました。ゴンクール賞受賞作、タイトルから哲学的な作品かと思いきや、ベストセラーになるだけあって、エンタメ寄りのSFミステリの秀作でした。フランスで110万部売れるだけあります。2022年の翻訳ミステリの上位にランクイン間違いなしです。 https://www.hayakawabooks.com/n/n57e7574449462022/05/18

パトラッシュ

351
乱気流に巻き込まれた旅客機に乗り合わせた旅客が、並行世界で同じ目に遭遇した面々が3か月後にこちら側へ押し出されたと知る。出身地が異なるだけで記憶も容姿も全く同じダブルが現れたのだから、本人や周囲の困惑は想像を絶する。ある者は和解し、ある者は殺され、国際政治まで大混乱する。統制と情報が行き届いた現代だからこそ全世界がにわかSF評論家と化して百家争鳴する有様を、フランス作家らしい皮肉と諧謔に満ちた筆致で描く。この件で散々苦労させられたアメリカ大統領が、再び出現した同じ機体の撃墜を命じる結末には同感してしまう。2023/01/23

まこみや

289
第二部までこの異常な「コピー」現象の種明かしとして作者はどんな仕掛けを用意しているのだろうという興味で読んでいた。第三部になって、作者の狙いは謎の解明にあるのではなく、異常に遭遇した〈ダブル〉の人間同士の対応と周囲の反応にあるのだ、と遅まきながら気づいた。直近3ヶ月の体験と記憶以外は全く同じ“自分”を他者として認識する時、アイデンティティの拠り所はどこにあるのか。突き詰めれば、現実の私が「自己」と信じる根拠がいかに実体のないものか、気づかせてくれる。ちょうど言葉が実体がなく、関係(差異)でしかないように。2022/11/13

まちゃ

228
分身(ダブル)をテーマにしたSFストーリー。殺し屋、売れない作家、シングルマザーの映像編集者、カエルを飼う少女、黒人弁護士、ナイジェリアのポップスターらの身に起こった異常事態。第二部のSFパートからは引きこまれました。面白かったです。/<われ思う、ゆえにわれはほぼ確実にプログラムなり>"デカルト2.0"2022/03/02

seacalf

226
事前に予備知識なしで読んだので『ええっ!』と気持ち良い驚愕体験を味わえた。殺し屋、小説家、カエルを飼う少女、新鋭弁護士、歌手、老建築家と若いエディターのカップル。序盤は多くの登場人物が矢継ぎ早に紹介されて漫然とした印象なのだが、突如衝撃の展開へ。宗教問題や哲学的分野など理解が及ばぬ部分もあるが、辛辣なユーモアやコミカルな場面もあって遊び心があるし、何よりこの設定でどうやって解決させるのかとワクワクしながら読めた。自分が同じ目にあったらと想像してしまう。思いがけないアイディアに翻弄される楽しさを感じた。2022/11/28

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