mRNAワクチンの衝撃―コロナ制圧と医療の未来

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mRNAワクチンの衝撃―コロナ制圧と医療の未来

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  • サイズ B6判/ページ数 432p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152100757
  • NDC分類 493.87
  • Cコード C0036

出版社内容情報

ファイザー社と組み、11カ月という常識外のスピードで世界初の新型コロナワクチンの開発に成功したドイツ・ビオンテック社。画期的なmRNA技術で一躍注目を集めるバイオ企業の創業者/研究者夫妻に密着、熾烈なワクチン開発競争の内幕に迫るドキュメント。

内容説明

WHOのパンデミック宣言に先立つこと六週間、まだ中国以外の地域で死者が報告されていない二〇二〇年一月二七日。のちに医薬品製造の歴史におけるあらゆる記録を塗り替えることになる、ドイツの小さなバイオベンチャー企業による大逆転のプロジェクトが始まった―。ファイザー社と組み、一一カ月という常識外のスピードで世界初の新型コロナワクチンの開発に成功したビオンテック社。「医療界のゲームチェンジャー」として一躍脚光を浴びているmRNA医薬の技術で世界の最先端を走るバイオ企業の創業者/研究者夫妻に密着取材した迫真のドキュメント。

目次

プロローグ:コベントリーの奇跡
アウトブレイク
プロジェクト・ライトスピード
未知数
mRNAバイオハッカー
試験
同盟締結
初めての臨床試験
自分たちで
効果あり!
新たな常態(ニューノーマル)
エピローグ

著者等紹介

ミラー,ジョー[ミラー,ジョー] [Miller,Joe]
“フィナンシャル・タイムズ”紙フランクフルト特派員。ドイツ・マインツに本社のあるビオンテック社で世界初の新型コロナワクチンが開発されるまでの過程を同時進行でつぶさに取材。同社のトップであるウール・シャヒン、エズレム・テュレジ夫妻に密着取材することのできた数少ないジャーナリストである。『mRNAワクチンの衝撃―コロナ制圧と医療の未来』が初めての著書となる

テュレジ,エズレム[テュレジ,エズレム] [T¨ureci,¨Ozlem]
ビオンテック社の共同創業者。最高医療責任者であり、世界初の新型コロナワクチン開発者。大学で医学を学び、分子生物学と免疫療法で博士号を取得。腫瘍免疫学の分野で数々の業績をあげ、科学論文および特許取得の実績は数百件に上る。mRNA研究への貢献が認められ、2022年にパウル・エールリヒ&ルートヴィヒ・ダルムシュテッター賞を夫婦で受賞する

シャヒン,ウール[シャヒン,ウール] [Sahin,Ugur]
ビオンテック社の共同創業者。最高経営責任者。大学で医学を学び、分子生物学と免疫療法で博士号を取得。腫瘍免疫学の分野で数々の業績をあげ、科学論文および特許取得の実績は数百件に上る。mRNA研究への貢献が認められ、2022年にパウル・エールリヒ&ルートヴィヒ・ダルムシュテッター賞を夫婦で受賞する

石井健[イシイケン]
東京大学医科学研究所感染・免疫部門ワクチン科学分野教授。1993年横浜市立大学医学部卒業。3年半の臨床経験を経て、米国FDAで7年間、ワクチンの基礎研究や臨床試験審査に従事。2003年に帰国後、大阪大学微生物病研究所准教授、日本医療研究開発機構(AMED)戦略推進部長、医薬基盤健康栄養研究所ワクチンアジュバント研究センター長などを経て2019年より現職。専門はワクチン科学、免疫学など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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trazom

109
これは凄いドキュメントだ。最後は感動で目頭が熱くなる。ウールとエズレムの夫妻が、わずか11か月で新型コロナのワクチンを世に出した物語。誰も気づいていない時点でパンデミックを予測し、立ち上げたのが「プロジェクト・ライトスピード(光速)」。まさに、規格外の光速のスピードで開発が進む様子を、手に汗握る思いで読む。技術的、経営的、政治的な様々な困難と克服が、丁寧に説明されている良質のノンフィクション作品である。「成功の秘訣は、ウールとエズレムの人柄だ」と著者は言う。世界を救った二人の物語に、胸の震えが止まらない。2022/06/05

まーくん

92
新型コロナ・ウイルスによるパンデミックも、日本では五類移行に伴い規制も緩み、街中のマスク姿も随分減りました。ダイヤモンド・プリンセス号集団感染騒動よりも前、中国以外でまだ死者が出ていなかった2020年1月21日、ドイツの小さなバイオベンチャー企業が全く新しい手法によるワクチン開発に着手。共に免疫学者のビオンテック社創業者夫妻ウールとエズレムはパンデミック到来をいち早く予測。プロジェクト・ライトスピード(光速)を立ち上げ、それまで培ってきたmRNA医薬の技術で世界初の新型コロナ・ワクチンの開発に成功した。⇒2023/12/06

たまきら

50
フィナンシャル・タイムズ紙特派員によるコロナワクチン開発ルポです。史上類を見ない速さで実用化となったこのワクチンは、同時に商業的に最も成功したワクチンとなりました。ワクチン自体については自分で調べていたので、この本では科学的な部分よりも経済効果の内容が興味深かったかな。経済効果・国際的な影響力といった角度で見た場合、日本のワクチン開発遅れは致命的。本当ならもっときちんとデータベース化し、日本人に適するワクチンを開発してほしい。…科学者には拍手を送りたいが、政治とカネのドロドロにはうんざり。2022/12/25

kawa

38
私もお世話になったファイザー製コロナワクチン。その開発の知らざるドラマに感無量。きっかけは、トルコ人医学研究者ウールとエズレム夫婦の経営するドイツの小さなバイオテクノロジー企業・ビオンテック(バイオンテック)社。同社は本来mRNA分子を利用したがん治療薬開発会社。2020年1月、武漢で発生明らかになった感染症にいち早く人類の危機を感じ取って、わずか1年弱でワクチンの開発投与にこぎ着け、ファイザーと提携に至る手に汗ドキュメント。理系が不得意で、ちょっと朦朧とする場面もなくはないのだが、それを凌駕する面白さ。2022/06/21

kei-zu

37
新型コロナウイルスの蔓延当初、わずかな報道から、その危険性を察知した科学者の直感に、まず驚嘆。 とはいえ、ワクチンの開発と製品化には、いくつもの(そして過大な)困難があった。説得や交渉だけでなく幸運にも助けられた経過は、拡大するパンデミックの描写とともに読みごたえがある。 EUとの関係から、会社が存在するドイツ政府がワクチンの優先取得に支障が生じたなどの記述も興味深い。2023/03/31

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