出版社内容情報
毎年夏休みを過ごす祖母の家で、14歳のテレーザは共同生活を営む少年3人と出会い、その中の一人と恋に落ちた。4人の友情は永遠と思えた。だが数年後、その少年が他の少女を妊娠させたと知り――。『コロナの時代の僕ら』の著者が描く、男女4人の愛憎の物語
内容説明
毎年夏になると、祖母が暮らす南イタリアのスペツィアーレで過ごす14歳のテレーザ。ある日、祖母の家の近所に暮らす三人の少年と知り合い、テレーザは、そのうちの一人、ベルンに一目惚れする。夏休みのたびに彼らと遊び、17歳の夏、とうとうベルンと結ばれる。だが翌年の夏休み、テレーザは祖母から、ベルンが他の少女を妊娠させたと聞いて―。ベルンとテレーザの、20年にわたる愛憎と執着の物語。『コロナの時代の僕ら』『素数たちの孤独』の著者、パオロ・ジョルダーノが贈る、イタリアで16万部突破の最新長篇小説。
著者等紹介
ジョルダーノ,パオロ[ジョルダーノ,パオロ] [Giordano,Paolo]
1982年、イタリア、トリノ生まれ。トリノ大学大学院博士課程修了。専攻は素粒子物理学。2008年デビュー長篇となる『素数たちの孤独』(ハヤカワepi文庫)は、イタリアで200万部超のセールスを記録。同国最高峰の文学賞であるストレーガ賞や、カンピエッロ文学賞新人賞など、数々の文学賞を受賞した。2020年には、新型コロナウイルスの感染がイタリアで広がる中、いち早くコロナ禍に関するエッセイ集『コロナの時代の僕ら』(2020年、早川書房)を上梓し話題となった。2018年にイタリアで刊行された『天に焦がれて』は、同国内だけで16万部超を売り上げ、世界23カ国での刊行が決定している
飯田亮介[イイダリョウスケ]
1974年生、イタリア文学翻訳家。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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