出版社内容情報
異世界で中流貴族令嬢に転生したカレンは、母親の浮気が原因で、14歳で家を出て平民として暮らすことに。だが2年後、姉の結婚に伴い呼び戻され、イケメンとご老人、2人の花婿候補を紹介される。果たしてカレンの選択は? 注目の異世界恋愛ファンタジー開幕
内容説明
異世界の中流貴族令嬢に転生したカレン。使命もチート能力もない平凡だが両親や兄姉弟と過ごす幸福な日々は、母親の浮気が原因で壊れ、十四歳にして一人家を出て平民として暮らすことに。だが二年後、追い出されたはずの実家から突然呼び出しが。超絶美形騎士と老伯爵、二人の花婿候補を紹介されて!?平穏に生きたいカレンのどんでん返し人生の幕が開く!書籍特典として書き下ろしSS×二本収録。
著者等紹介
かみはら[カミハラ]
作家。創作活動を経て第1回キネティックノベル大賞2次選考を通過。第8回勝手にロマンス大賞ネット部門第2位。『転生令嬢と数奇な人生を1 辺境の花嫁』で2021年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タカギ
24
『JKハルは異世界で娼婦になった』がおもしろかったので、早川書房が出版したネット小説というだけで手に取った。うーん…ちょっと退屈。序章だからかな。30歳くらいで死亡した主人公はチートもない、普通の小貴族の娘(一応美少女)として転生する。14歳の時、なぜか母が彼女のことだけを忘れる。超絶美形と初老の辺境貴族を天秤にかけて、後者を選択して嫁ぐ。キャラクター造形も会話文なども平凡で、あまり興味を惹かれないが、最後のヒキはたしかに気になる…一応、二巻も読んでみようかな。2024/01/07
サケ太
21
web版未読。結構重い内容。転生ものだが、チートなし。貴族の家には生まれたものの、出生から家を追い出されて生活することになった主人公の生活が、姉が王と婚姻したことで一変する。選択の多くが、予想外の事態を生み、自信ではどうしようもない運命に巻き込まれていく。どのような方向にいくかは現時点でわからないが、続巻が出るなら読みたい。2021/12/04
羊山羊
17
転生ヒロイン、カレン・キルステンの生き残りを書く1冊。何この面白さ。ハヤカワFTの海外ファンタジー系と十分張り合える。というかそれより面白い。何が素晴らしいって、本著中の会話の孕む、凄まじい緊張感と演出。激しい戦闘シーンはないが、登場人物がそれぞれ相手に影響力を行使しようとする中でそれに対抗すべく必死に会話で戦うカレンが活き活きと活写される。カレンの、相手の一挙手一投足を必死に読み抜こうとする描写が、作中の緊張感の演出と、そのまま他の登場人物を活写し、魅力的に表現する流れに直結してる。→2023/09/04
すがはら
16
全然予想した方向へ進まない。転生もののセオリーが覆されまくりです。けど、選んだ道を良い選択だったと思えるものにしていけるのはヒロインの人格ゆえでしょう。コンラート領もキルステン家も人間関係が良くて温かな日々に癒やされました。そこに絡む王家やライナルト、そしてなんともムカつくシスに警戒してたけど、最後は何?あの子死んだの?急いで次巻へ進みたいような、進みたくないような。本気でどうしよう。2023/11/12
大島ちかり
11
主人公の強い精神力のためか、これでもかという不幸に見舞われても、運良く良い方向に立ち回っている。転生して身分が高くても、全然羨ましくない。いい出会いは羨ましい。2023/07/29
-
- 和書
- ハナさんのおきゃくさま