出版社内容情報
行方不明の15歳の少女を追う女性バディ。一人は冴えない調査員、一人は凄腕だが曰く付き。二人の聞き込みで、少女の孤独が浮かび上がる。やがて彼女は衝撃の決断をくだすが――。『キングコング・セオリー』著者による長篇小説。ルノードー賞受賞、20万部突破
内容説明
パリの調査会社に勤めるルーシーは、30代半ばになってもぱっとしない自分の生活や仕事に嫌気がさしていた。ある日、素行調査をしていた15歳の少女、ヴァランティーヌが行方不明になる。途方に暮れたルーシーは、裏社会で名をはせる凄腕の女性私立探偵、ハイエナに助けを求める。ヴァランティーヌの家族や友人に聞き込みを重ねるうち、少女がバルセロナに向かったことを知る。ルーシーとハイエナの凸凹コンビは一路、車で同地へ。ヴァランティーヌを見つけ出し、任務は完了したかのように思えた。あの日、あの事件を知らされるまでは―。フランスで20万部を突破し、ルノードー賞を受賞。ゴンクール賞最終候補。『キングコング・セオリー』著者によるベストセラー小説。
著者等紹介
デパント,ヴィルジニー[デパント,ヴィルジニー] [Despentes,Virginie]
1969年、フランス、ナンシー生まれ。作家、映画監督、ミュージシャン、翻訳家と多方面で活躍する。1993年、『バカなヤツらは皆殺し』で作家デビュー。エッセイ『キングコング・セオリー』や小説“ヴェルノン・クロニクル”シリーズ(早川書房から2巻まで刊行)などで知られる。2015年から2017年に刊行された同シリーズ三部作はフランスでミリオンセラーを達成。2010年に刊行された『アポカリプス・ベイビー』は、フランス社会への深い洞察力と人間心理の描き方が高く評価され、15の言語で翻訳が決定。フランスの権威ある文学賞、ルノードー賞を受賞し、ゴンクール賞の最終候補にも残った。名実ともに現代フランス文学を代表する作家の一人である
齋藤可津子[サイトウカツコ]
翻訳家。一橋大学大学院言語社会研究科博士課程中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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