追憶の東京―異国の時を旅する

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追憶の東京―異国の時を旅する

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  • サイズ 46判/ページ数 368p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152099518
  • NDC分類 291.36
  • Cコード C0098

出版社内容情報

江戸時代から戦後にかけての東京の歴史をめぐり、作家は東京の各所を訪ね歩く。史跡を訪ね、人物に聞き取りをし、古い文献を紐解きながら、現代日本人も知らない東京の姿を〈再発見〉していく。イギリス在住の作家による、都市の記録と記憶をめぐるエッセイ。

内容説明

2000年代はじめ、作家は東京タワー近くで鐘の音を聞く。それは江戸時代から人々に時刻を知らせていた鐘だった。その音に導かれるように彼女の巡礼ははじまる。史跡を訪ね、語り部たちと交わる。そのなかで、災禍や戦争、開発により様変わりした街の記憶と、ずっと変わらない日本の心に触れてゆく。日本文化に通じた識者たちから称賛された、外国人作家による日本紀行文の新たな傑作!英国の伝統ある旅行専門書店が主催する“スタンフォード・ドルマン・トラベルブック・オブ・ザ・イヤー賞”最終候補。

目次

時の鐘
日比谷
日本橋―ゼロ地点
浅草―伝説の関東平野
赤坂―江戸の発明
目白―幕府転覆ならず
根津―徳川の時計
上野―最後の将軍
鹿鳴館―明治維新
築地―帝国日本
本所横川―川の東
丸の内―あらたな起源
北砂―一九四五年の焼夷弾
芝切通し―東京タワー
サマータイム―占領下の東京
市谷―戦後の繁栄
新宿―明日の東京
日比谷―帝国ホテル

著者等紹介

シャーマン,アンナ[シャーマン,アンナ] [Sherman,Anna]
作家。アメリカ合衆国アーカンソー州出身。オックスフォード大学にてギリシア語とラテン語を学び、2001年に来日。仕事のかたわら日本語を勉強しつつ、十年余りを東京で過ごす。そこでの体験をまとめた『追憶の東京―異国の時を旅する』を2019年に刊行。日本研究や日本文化に通じた識者から高く評価され、英国の伝統ある旅行専門書店によるスタンフォード・ドルマン・トラベルブック・オブ・ザ・イヤー賞の最終候補、王立文学協会オンダーチェ賞の候補に選出された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんい

11
図書館の「本日返却された本」棚から。外国人の東京滞在記だけど、お気に入りの(いまはない)喫茶店あり、時計の話あり、東日本大震災の体験あり。もとの英文も当然うまいのだと思うが、翻訳の方もうまく、するすると読み進められた。2023/02/24

DEE

11
2000年代初めの10年間を日本で暮らした著者。彼女は時を告げる鐘の音に導かれ、それをキーワードに東京がまだ東京でなかった頃の空気を見つけに歩く。 外国人ならではの視点が面白い。相手に必要以上に遠慮しないので表現がストレートだし、そのためかちょっと辛口に聞こえるところもある。そしてストレートな感想を述べているわりには、真意が少しだけぼやけているような不思議な文章。これは自分の感覚的なもので、作品の優劣の話ではない。むしろ面白い本だと思う。2021/05/10

きゅー

7
かつての日本では、時報制度として「時の鐘」というものが存在していた。これは庶民に現在の時刻を知らせるシステムであり、江戸城を中心に9つの鐘が設置され、一刻に一回の報知がされていた。来日して日本語の勉強を続けていた著者アンナは、偶然「時の鐘」の存在を知りそれに魅せられていく。彼女は日比谷、日本橋、浅草、赤坂、目白を赴いては現存する鐘、かつてあった鐘について人々に尋ね、調査する。それは取りも直さず、その鐘が生活に密接に関わっていた時代そのものを切り取る作業であり、今見ている現在に過去を投影する試みでもある。2023/02/02

mike_sugino

6
図書館で借りて読了。2010年代に10年ほど日本で暮らしたアメリカ人女性の時をテーマにしたエッセイ。原題は直訳すると「江戸の梵鐘」で、著者がふと耳にした増上寺の鐘の音に惹かれ、江戸の時の鐘を一つずつ訪ねる展開。現存しない鐘もあったが、全ての梵鐘を訪ね、会った人との会話や、そこまでの道のりを陰影ある文章で語っている。参考文献も多いが、英訳された資料が多く、隔靴搔痒感が否めない。家康を「壊れかけの土城を押し付けられた」と評したが、戦国までは関東では石垣のある城などほとんど無く、北条も上杉も土城で戦ってたのよ。2021/01/20

TI

5
思っていたのと違う。いくら昔といっても江戸時代の話では古すぎる。昭和30―40年台くらいと勝手に思っていたが残念。2023/12/18

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