出版社内容情報
豪華列車内で事件がおきた。殺されたのは金持ちの男。世界一の名探偵ポアロが調査することに。犯人は乗客の誰かにまちがいない。だが全員にアリバイがある。はたしてポアロの推理は…。クリスティーの傑作を、ルビと挿絵つき、完訳で贈る。小学5・6年生から
内容説明
世界一の名探偵ポアロは、豪華寝台列車オリエント急行に乗りこんだ。車内にはさまざまな国籍・階級の人々。途中、列車は大雪に閉ざされ進めなくなってしまう。そして、金持ちの男が殺された!?今こそポアロの出番。犯人は車内の誰かにまちがいない。しかし、全員に犯行当時のアリバイがあった。はたしてポアロの推理は?意外な結末に世界が驚いた、永遠の名作。小学校高学年、中学生から。完訳版。
著者等紹介
クリスティー,アガサ[クリスティー,アガサ] [Christie,Agatha]
「ミステリの女王」と呼ばれ、親しまれる小説家。1890年、イギリスのデヴォン州に生まれる。1920年、『スタイルズ荘の怪事件』で作家デビュー。エルキュール・ポアロというキャラクターは、シャーロック・ホームズ以降のミステリ小説でもっとも人気がある探偵となった。作品は、英語圏で10億部以上、そして翻訳された100を超える言語でさらに10億部も読まれている。1976年、死去
山本やよい[ヤマモトヤヨイ]
同志社大学文学部英文科卒、英米文学翻訳家。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イシグロ
12
「ハヤカワ・ジュニア・ミステリ」版で長男と共読。内容は完全に原本のまま、ちゃんと読みやすい体裁にしてくれているので、このシリーズはおすすめ。改めて読み返すのも何十年かぶりですが、やっぱりめちゃくちゃ面白い。起きる殺人は一件のみ、後はひたすら12人の容疑者をポアロが尋問していく話がなんでこんなに面白いのか、本当に不思議。そして、ポアロの提示する2つの解答。いや、名探偵による真相解明シーンはそりゃかっこいいもんなんですけど、これ、ベストじゃないですか。こんなかっこいい解決ないですよ。長男も大満足の名作でした。2024/10/05
きゅうくつ
8
なぜか読まずにきてしまった名作を今さらながら、児童書にて読了。ハヤカワのジュニア向けレーベルで読者対象は小学校高学年・中学生~とのことだが、完訳なのが良い。2023/01/04
つきみや
6
ほう……! はじめてのミステリー。 ポアロって、そんなイケメンなのかな……? 最後の犯人の真相は全然考えもしなかったので、 すげー!と感動した。 うーん、でも思ったより……って感じだったかな。 でも、このシリーズ読みやすそうなので、 また面白そうなのがあったら読んでみたい。2020/04/05
ピィーちゃん
5
シャーロック・ホームズと比較すると、ホームズは手品のような推理を使うのに対して、ポワロは事実を積み重ねて論理的に推理する一般人の思考に近かった。 容疑者が12人も出てくる。児童書だから絵があって読みやすかった。2020/07/23
biba
4
ポアロシリーズ初心者の私ですが、流石にこのお話は知っていました。改めて、アガサ・クリスティーさんはすごいですね!被害者かもしれないけれど、カセッティは本当に許せない。終わり方がすごく良くて、すっきりしました!それにしても、表現の仕方がすごいですよね。今では考えられない描写が多々あり、時代を感じました。ハバード夫人好きです。2024/03/20