出版社内容情報
ある日、世界の各地に突如として出現した正体不明生物──IAS。すべての動植物を喰らって棲息範囲を広げるこのモンスターの群体によって、地球人類は絶滅の危機に晒される! 陸上自衛隊水陸機動団の草香江3佐は、この圧倒的な脅威に立ち向かうのだが……。
内容説明
それは、世界各地に出現した。それは、全ての動植物を喰らった。それは、地球人類の絶望となった。日本では対馬に現れた、それ―IAS。陸上自衛隊による奪還作戦は失敗し、多くの自衛官と住民が殺戮される…。空前の脅威に為す術もない日本政府は、同島の完全封鎖を決定するが―。地球の未来を指し示す、人類生存の黙示録。
著者等紹介
小森陽一[コモリヨウイチ]
1967年生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業。在学中にシナリオ作法を学ぶ。漫画原作および小説を数多く手がける。『海猿』『トッキュー!!』『我が名は海師』の海洋三部作で、2008年の第一回海洋立国推進功労者表彰を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そふぃあ
14
私が構想してるSFネタと被るところが多くてびっくりした。2019/07/07
Hiroo Shimoda
8
ラストバトルの対馬より、人類の知恵が光る空港での戦いの方が好き。2020/01/18
爺
8
全ての動植物を捕食する謎の奇形生物IAS。対馬がIAS発生により封鎖され…というB級クリーチャー小説。悪くはないのだけど、人類の最終手段ジャイガンティスの存在が思いの外チープ。終わり方からすると続編も想定していそうだけど、売上的に続けられそうならありがたい。続編出たら読みますよ。同系統の作品としては『二重螺旋の悪魔』の方が面白かった気もするが、あれも下巻に入ってからのチープさがネックだったんだよなぁ。『超進化生物の島』や『深海Yrr』も良かったし、次は海外勢で積読の『プロジェクト・ネメシス』でも読むかな。2019/08/16
ettyan えっちゃん
7
イラストが横山宏先生で,早川から出ている怪獣もの。わくわくして読んだのですが…もう少しでした。 やはり思い浮かぶのは,AΩ(アルファオメガ)小林泰三さんの名作です。でも,あれほど,緻密ではなく,ホラー要素も薄め。自衛隊の描写がやや濃い。 ラストも困った感じで,打ち切りマンガの様なエンディングに首をひねる。もしかして,売れたら続刊?みたいなラスト。おもしろそうな題材なのに,残念。 2019/08/02
oct2
5
なんというのか、怪獣ものと言って良いのかエイリアンものと言って良いのか、そんなエンタメ小説。 お約束と通りおしまいの3分前に… ホラーっぽく怖いとこもありのサービス満載。苦手なとこかなと思って読み始めたのだけど以外とスルスルと。楽しめました。 2019/07/03