わたしが看護師だったころ―命の声に耳を傾けた20年

個数:
電子版価格
¥2,530
  • 電書あり

わたしが看護師だったころ―命の声に耳を傾けた20年

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月20日 00時56分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 360p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152098481
  • NDC分類 498.14
  • Cコード C0098

出版社内容情報

わたしが看護師だったころ──命の声に耳を傾けた20年
看護とは、切断された手足を運ぶこと、患者の声音から投薬のタイミングを察すること、死にゆく子どもの足型をとること……ロンドンの病院で20年間勤務し、現在は小説家として活躍する著者が、看護師としての経験とその仕事の本質を優しくも冷静な眼差しで綴る

内容説明

看護師として働いた20年間は、わたしから多くを奪った。けれど、それよりもずっと多くのものを与えてくれた。ロンドンの国営病院で看護師として20年間働き、現在は小説家として活躍する著者によるメモワール。コスタ新人賞作家がロンドンの病院で向きあった「命の現場」を綴る、心震えるノンフィクション。

目次

静脈の木
想像できることはすべて現実だ
世界の起源
最初は赤ちゃん
存在するための闘い
左の肋骨の下のどこかに
生きるということは驚きだ
小さなことを、大きな愛を込めて
人間の骨
だからわたしたちは前へ、前へと進みつづける
日暮れに
死はつねにふたつある
すると、子供の体が温かくなってきた

著者等紹介

ワトスン,クリスティー[ワトスン,クリスティー] [Watson,Christie]
イギリス・スティーヴニッジ生まれ。16歳で看護学校に入学し、その後約20年間、看護師としてロンドン市内の国営病院にて勤務。現役時代は主に小児看護と蘇生を担当していた。また、看護と人文科学への貢献を理由に、イーストアングリア大学名誉博士号を授与される。2011年に執筆した小説Tiny Sunbirds Far Awayがコスタ賞新人賞を受賞。『わたしが看護師だったころ―命の声に耳を傾けた20年』により、「マリ・クレール」誌のFuture Shapers Award 2018を受賞した。現在は退職し、専業作家としてロンドンで暮らしている

田中文[タナカフミ]
東北大学医学部卒業。医師、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いの

18
筆者は優秀な看護師です。看護師に必要なものはまず予測ができ行動に移せるかどうか最も大事なことは足を止めることができるかどうか。これは必然的に慈愛に通じること。能力は個人によって得て不得手がありお互いの能力を活用すること。アセスメント能力を最大限にして!この本には看護師の全てが記録されていました。他人の感情のただ中に自己を投入する能力を必要とする仕事、それが看護(看護覚え書きより)。涙にまとわれた疲労に襲われる。2019/12/01

くさてる

15
イギリスで看護師として20年働いた著者による回想記。日本とは違う医療制度や病院の様子に戸惑うところもあるけれど、丁寧な筆致で描かれた病棟の様子や患者との関り、著者自身の個人的な生活を夢中で読みました。病者と看護の関係は国が違えど共通することも多いのでは。小児病棟での経験と父親の死のあとの病棟での場面には泣いてしまいました。けれどけしてお涙頂戴な内容ではなく、ハードな現場で最善を尽くす人々と社会情勢の厳しさもしっかりと書く硬派な内容でもあります。おすすめ。2019/07/06

DEE

13
小児専門の看護師として20年勤務した著者。その時のリアルな様子が詳細に書かれている。小児ということで誕生の感動的な瞬間に立ち会うこともある一方、先天性の難病を抱えていたり、生まれることができなかったりする赤ん坊もいる。 そんな時、看護師たちは何を考えどのように行動したか。人間だから感情に流されることもあれば失敗もある。でも患者や家族にどれだけ親身に寄り添ってきたかを垣間見せられると胸が熱くなる。 どんな職業でも責任はつきまとうけど、命と直接向き合う医師や看護師という職業の厳しさと尊さを痛感した。2019/06/21

ケニオミ

12
「優しさは、耳の聞こえない人にも聞こえ、目の見えない人にも見える言語である。」(マーク・トゥェイン)著者の20年間の看護師経験が、この優しさの実践であったことがよく分かりました。各章の初めに、その章のテーマを表す言葉が添えられています。ガンディーの次の言葉は、本当にその通りだと思いました。「どんな社会であれ、その真の尺度は、最も弱い構成員をいかに救うかだ。」今回の参議院選挙では、この尺度で候補者を選びたいです。お薦めの一冊です。2019/07/10

みけのすずね

7
看護のたいていの仕事がそうだけれど、優しさそのものもそうだけれど、シンプルなことこそが、とても大切なのだ…精神、小児、救急といった広い領域で看護師の経験を積んだ著者。家族としては癌患者となった父からよい死に方を学ぶ。癌看護や高齢者ケアでは看護の本質である慈愛が活きる。やりきれないケースでは、容易に大丈夫ですと言えない事も知っている。数字を伝えるよりも医師の言葉をうまく翻訳しようともがく。日々、体液にまみれたり人間を目にする。それでも生き延びている。自分を信頼している。2020/01/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13529293
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。