出版社内容情報
GDP(国内総生産)を拡大し続ければ、我々は幸福になれるのか?『日本‐喪失と再起の物語』で話題を呼んだ《フィナンシャル・タイムズ》の元東京支局長が、日本の新幹線からケニアの物々交換まで、世界各地で取材した事例を踏まえ、新たな可能性を提示する。
内容説明
「GDP」(国内総生産)を拡大し続ければ、私たちは本当に幸せになれるのか?「フィナンシャル・タイムズ」の元東京支局長が、こんな疑問を胸に世界5大陸で取材を敢行。至れり尽くせりの日本の新幹線から金融危機の後遺症に苦しむアイスランド、大気汚染と闘う中国から統計には表れないケニアの元気な非公式経済まで、各国で見聞きした豊富な事例をもとに「成長至上主義」の限界を明かし、そこから脱却するための道筋を示す。序文「日本の読者へ」を特別収録。
目次
第1部 経済成長に関する問題点(クズネッツの怪物;罪の報酬;良い数字、悪い数字、見えない数字;うまい話には裏がある;インターネットに盗まれたGDP;一般市民の苦悩)
第2部 経済成長と開発途上国(象とルバーブ;経済成長偏重主義;ブラックパワーとグリーンパワー)
第3部 経済成長の彼方に(本当の富;現代の「ドゥームズデイ・ブック」;幸福の王様;GDP2・0;経済成長とは結局何なのか?)
著者等紹介
ピリング,デイヴィッド[ピリング,デイヴィッド] [Pilling,David]
「フィナンシャル・タイムズ(FT)」紙のアフリカ編集長。ロンドンを拠点にアフリカ各地を取材する。2002年1月から08年8月まで、同紙の東京支局長。ケンブリッジ大学卒業。1990年よりFT記者。チリ、アルゼンチン特派員、製薬・バイオ産業担当、アジア編集長などをへて現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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