出版社内容情報
若干14歳で専門家にも困難な核融合炉製造に成功、数々の賞に輝いたテイラー・ウィルソン。「ギフテッド」と呼ばれる天才児はいかに育てられたのか。不可能を可能にした早熟の天才を長期取材、余すところなくその異能の肖像を描いたサイエンス・ノンフィクション。
トム・クラインズ[クラインズ トム]
著・文・その他
熊谷 玲美[クマガイ レミ]
翻訳
内容説明
14歳の核物理学者はどうして生まれたのか?9歳でロケットを実作した、アメリカ・アーカンソー州の早熟の天才、テイラー・ウィルソンは11歳の若さでさらなる野心に燃えていた。祖母がくれた本に刺激を受け、核融合炉を自宅で創ろうと決意したのだ。危険と隣り合わせのそんな作業を、子どもがやってのけられるはずがないという大人の常識をしり目に、彼には自分がやれるという自信と勝算、そして適切な知識があった。「ギフテッド」といわれる天才児にもさすがにムリかと思えることが、なぜできたのか。息子を見守る両親の苦労、大学教員をはじめとする教育関係者の奔走。彼のそばで直接取材したジャーナリストが語るサイエンス・ノンフィクション。
目次
第1部(石を掘る少年;テイラー、ロケットに目覚める ほか)
第2部(放射性物質の「ショー・アンド・テル」;巨人の足跡をたどって ほか)
第3部(エネルギーの「アポロ計画」;天才はどこからやってくるのか ほか)
第4部(天才たちのホグワーツ;ブドウのプラズマ ほか)
第5部(中性子で核テロを防ぐ;家族の悩み ほか)
著者等紹介
クラインズ,トム[クラインズ,トム] [Clynes,Tom]
“ナショナル・ジオグラフィック”等に寄稿し、“ポピュラー・サイエンス”の寄稿編集者をつとめるライター/ジャーナリスト
熊谷玲美[クマガイレミ]
翻訳家。1975年生。東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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