あなたの人生の意味―先人に学ぶ「惜しまれる生き方」

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あなたの人生の意味―先人に学ぶ「惜しまれる生き方」

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  • サイズ B6判/ページ数 480p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152096661
  • NDC分類 159
  • Cコード C0098

出版社内容情報

《NYタイムズ》の名コラムニストが先人10人の生涯を挙げ、いかに内面的な自己を磨くかを説く。ビル・ゲイツも感嘆したベストセラ私たち現代人は、人生で最も大切な「人格」の鍛錬を忘れている――。《ニューヨーク・タイムズ》の名コラムニストがアイゼンハワーからモンテーニュまで先人10人の生涯を取り上げ、人格=内面的成熟がなぜ大切なのかを静かに説く。大反響を呼んだベストセラー

デイヴィッド・ブルックス[ブルックス デイヴィッド]

夏目 大[ナツメ ダイ]

内容説明

人間には2種類の美徳がある。「履歴書向きの美徳」と「追悼文向きの美徳」だ。つまり、履歴書に書ける経歴と、葬儀で偲ばれる故人の人柄。生きる上ではどちらも大切だが、私たちはつい、前者ばかりを考えて生きてはいないだろうか?ベストセラー『あなたの人生の科学』で知られる『ニューヨーク・タイムズ』のコラムニストが、アイゼンハワーからモンテーニュまで、さまざまな人生を歩んだ10人の生涯を通じて、現代人が忘れている内的成熟の価値と「生きる意味」を根源から問い直す。『エコノミスト』などのメディアで大きな反響を呼び、ビル・ゲイツら多くの識者が深く共鳴したベストセラー。

目次

第1章 大きな時代の変化
第2章 天職―フランシス・パーキンズ
第3章 克己―ドワイト・アイゼンハワー
第4章 闘いの人生―ドロシー・デイ
第5章 自制心―ジョージ・マーシャル
第6章 人間の品位―ランドルフとラスティン
第7章 愛―ジョージ・エリオット
第8章 神の愛―アウグスティヌス
第9章 自己省察―サミュエル・ジョンソンとモンテーニュ
第10章 大きい私

著者等紹介

ブルックス,デイヴィッド[ブルックス,デイヴィッド] [Brooks,David]
『ニューヨーク・タイムズ』のop‐ed(署名入り論説)コラムニスト。シカゴ大学卒業。『ウォール・ストリート・ジャーナル』、『ザ・ウィークリー・スタンダード』、『ニューズウィーク』の記者・編集者などをへて、2003年より現職。PBS、NPR、NBCなどのテレビやラジオ・コメンテーターとしても知られ、イェール大学でも教鞭を執る。アメリカ芸術科学アカデミー会員。『あなたの人生の意味―先人に学ぶ「惜しまれる生き方」』(2015年)は『ニューヨーク・タイムズ』ベストセラーリスト(ノンフィクション部門)で1位を記録し、さまざまなメディアで反響を呼ぶ

夏目大[ナツメダイ]
翻訳家。翻訳学校フェロー・アカデミー講師。1966年生、同志社大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

54
美徳の表裏。矛盾ではなくそれが心であり、その心の”折り合い”が人生であり個性。事例の10人の偉人も多様。共通項は自身に向き合い、受け入れて生きていること。あくまで結果論としての天職であり、遺産なのだと感じる。綺麗事で終わらず、泥臭い点に共感。敢えて1人挙げるのであればマーチ氏。不変のテーマという感。一方、不変故に”希望”を添えるのであれば、欧米人以外の事例も欲しい点。長男に薦めてみよう。2017/07/05

おさむ

49
NYタイムスの名コラムニストが、経済の論理が、道徳の論理よりも肥大化している現代米国人の生き方に疑問符を投げかける。あのビル・ゲイツもオススメしている啓蒙書です。アウグスティヌスからドワイト・アイゼンハワーまで歴史に名を残した偉人達は多くの欠点や問題点を抱えていたが、たゆまぬ努力を通して克服していったという史実を紹介。「完ぺきな人間などどこにもいない」し「人は富と名声だけでなく、内面的な幸福に向かって生きるべきだ」と説く。道徳心や謙虚さが求められているのは、われわれ日本人も同じかもしれませんね。2017/04/14

デビっちん

34
資本主義社会で主流となっている能力主義に基づいて富や名声を得ることを目指す生き方と、現代では希薄になりつつある道徳観や内面的な幸福を大切に生き方を対比して、生きる意味を問いかけている内容でした。前者をアダムⅠ、後者をアダムⅡとして過去の偉人のエピソードを交えながら著者の解説が進んでいました。読了前はアダムⅡの生き方を目指すことが提言されるのかなと思っていましたが、その通りでした。しかし、その前にある段階を経る必要がりますね。2017/12/25

みねたか@

22
内なる人格を磨くべく長年戦い続けた人々の生き方を描く。共通するのは謙虚さ、組織・社会・ミッションの中での自分の役割を常に意識していたこと。ここまで自分を追い込むのかと感嘆させるマーシャル。寛容さに救われるモンテーニュなど,彼ら自身の言動をベースに,古今の箴言を織り交ぜて展開する論旨は明快。ポジティブシンキング,能力主義の浸透などを端緒とした他人の賞賛を求める文化に警鐘を鳴らし,本来,自分の人生を意味あるものにするよりどころ「道徳心」を磨く必要を説く。さすが稀代のコラムニスト。読ませる。2018/03/02

645TJC

20
大事なのは人生に何を求めるかではなく、人生に何を求められているかを理解する事。言い換えれば、自分がコントロールできない置かれた状況の中で、自分の人生とどう向き合うか、その姿勢で、自分がどのような人間になるのかが決まる。なぜ自分は生きるのか?その理由を持っているものは、どの様な事にも耐える事ができる(ニーチェ)。自分の人生は自分の希望や力だけではどうにもならない事が多い。だとすれば、自分の求める理想と現実のギャップでなく、人生から与えられた、置かれた状況の中で自分に何ができるのかを考え行動したい。2017/05/04

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