大統領を操るバンカーたち〈上〉―秘められた蜜月の100年

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大統領を操るバンカーたち〈上〉―秘められた蜜月の100年

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  • サイズ B6判/ページ数 352p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152096517
  • NDC分類 312.53
  • Cコード C0033

出版社内容情報

第一次世界大戦の前夜からずっと、アメリカの政治を動かしてきたエリート銀行家たち。現代まで続くその驚くべき癒着関係の実態とは?第一次世界大戦の前夜から現代まで、米国のエリート銀行家たちは、政策や法律を決定づけ、ホワイトハウスに人材を送り込んできた。その驚くべき癒着関係を膨大な資料から丹念に掘り起こした力作。

ノミ・プリンス[プリンス ノミ]

藤井 清美[フジイ キヨミ]

内容説明

大統領と個人的に親密な関係を築き、政策や法律の策定の影で暗躍し、ホワイトハウスに人材を送り込んできたエリート銀行家たち。その存在は、アメリカの進む道をどう変えたのか?1907年恐慌から第二次世界大戦まで、ゴールドマン・サックス出身のジャーナリストが解き明かす。J・P・モルガンとルーズベルト大統領に始まる、ウォール街とホワイトハウスの結託の歴史。

目次

序章 大統領が銀行家を必要としたとき
第1章 一九一〇年代初頭―連邦準備制度の創設
第2章 一九一〇年代半ば―戦争に向かう銀行家たち
第3章 一九一〇年代末―講和条約と国内政治
第4章 一九二〇年代―政治の孤立主義と金融の国際主義
第5章 一九二九年―暴落とビッグ・シックスの介入
第6章 一九三〇年代初頭―大恐慌の余波
第7章 一九三〇年代後半―ウォール街の規制と第二次世界大戦
第8章 一九四〇年代前半―第二次世界大戦と戦時紙幣
第9章 一九四〇年代後半―世界の復興と民間銀行家

著者等紹介

プリンス,ノミ[プリンス,ノミ] [Prins,Nomi]
ジャーナリスト。ニューヨーク・タイムズやフォーブスなど各紙誌に寄稿。これまでに1929年の大恐慌や2008年の金融危機などを扱った著作を発表している。米CNNや英BBCなどのテレビ番組に出演。過去にゴールドマン・サックスやベアー・スターンズ、リーマン・ブラザーズ、チェース・マンハッタン銀行に勤務した経験を持つ

藤井清美[フジイキヨミ]
翻訳家。京都大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

115
アメリカの金融分野にかかわるノンフィクションのような感じです。上巻は1940年代の後半までのアメリカのビッグ・シックスというメンバーが牛耳っていたことを書いています。私は読んでいて、昔読んだ石油メジャーの「セブン・シスターズ」やノンフィクションの「8大会計事務所」などの本を思い出しました。理論的な分析ではないのですが、内幕物として参考にはなります。2017/04/19

ブラックジャケット

8
けっこう陰謀説って好きなので、題名に惹かれて読んでみた。景気循環の波が避けられない資本主義経済。S・ルーズベルト時代の不況はJ・P・モルガンらの銀行界の巨人たちが収拾に立ち向かった。FRBもなかった時代だ。東部エスタブリッシュメントがジキル島に集まり、召使いに囲まれての鳩首協議は絵になる。第一次大戦でアメリカの製造業・金融は世界の頂点に立つ。ポンドからドルへ、狂熱の20年代から29年の大恐慌へ、天国から地獄への転落、FDRの登場。資本主義の総本山ウォール街も役者はどんどん変わる。 かなり忙しい。下巻へ。 2019/09/02

yooou

3
☆☆☆☆★ 大変な労作。しかし前半は歴史に疎い自分には難しかった2019/02/17

takao

2
銀行に有利な法案を立案。大統領への資金援助 長ーい関係2017/04/11

roxy001960

2
読みにくい。読むのにものすごく時間がかかった。訳のせいなのか、私の知識不足のせいなのかは不明だが、金融用語は怪しいのがたくさんある。アメリカの大統領と銀行家たちのプライベートな関わりは興味深いけど、操っていたかどうかはわからない。お互いに利用しあったくらいじゃないの?2017/02/27

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