格差と再分配―20世紀フランスの資本

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格差と再分配―20世紀フランスの資本

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  • サイズ A5判/ページ数 1089/高さ 22cm
  • 商品コード 9784152096210
  • NDC分類 331.85
  • Cコード C0033

出版社内容情報

世界中で旋風を巻き起こしたピケティの主著にして原点。母国フランスの税務データを徹底分析し、格差の構造をあぶり出す本格研究書。「あからさまに格差が大きくなった社会は本質的に不安定だ」――二〇世紀フランスにおける不平等を巨細に追究した歴史的大著。翻訳協力/清水和巳、解説/若田部昌澄(ともに早稲田大学教授)

トマ・ピケティ[ピケティ トマ]

山本 知子[ヤマモト トモコ]

山田 美明[ヤマダ ヨシアキ]

岩澤 雅利[イワサワ マサトシ]

相川 千尋[アイカワ チヒロ]

内容説明

フランスの1901‐1998年までの約100年間における税務記録を徹底分析し、20世紀の同国における格差の長期的構造を浮き彫りにする。経済学者ピケティの出発点となり、『21世紀の資本』へと連なる記念碑的研究書。

目次

概論 高所得者に注目するのはなぜか?
第1部 20世紀フランスにおける所得格差の推移(20世紀の間に5倍になった「平均」購買力;20世紀フランスの高所得者の所得構成と所得水準の推移;20世紀フランスにおける給与格差)
第2部 20世紀フランスの高所得と再分配(1914年から1998年までの所得税法;誰が何を払ったのか?)
第3部 フランスとクズネッツ曲線(「不労所得生活者の終焉」は税務統計上の幻想なのか?;諸外国の経験と比べてフランスをどのように位置づけるか?)
結論 21世紀初頭のフランスにおける高所得者

著者等紹介

ピケティ,トマ[ピケティ,トマ] [Piketty,Thomas]
フランスの経済学者。パリ経済学校経済学教授。社会科学高等研究院(EHESS)経済学教授。1971年クリシー生まれ。EHESSおよびロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)で博士号を取得後、マサチューセッツ工科大学(MIT)助教授を経て現職。学会誌への寄稿、著書多数。経済成長と所得および富の分配との相互作用に関する歴史的・理論的研究を行なっている。2013年にヨーロッパ経済学会が選ぶユルヨ・ヨハンソン賞を受賞。同年にフランス語版、14年4月に英語版が刊行された『21世紀の資本』(日本版は14年12月刊)は世界的ベストセラーとなる

山本知子[ヤマモトトモコ]
フランス語翻訳家。早稲田大学政治経済学部卒。東京大学新聞研究所研究課程修了

山田美明[ヤマダヨシアキ]
フランス語・英語翻訳家。東京外国語大学英米語学科中退。ベンポート&カービー『AI時代の勝者と敗者』、ザッカーマン『史上最大のボロ儲け』他多数

岩澤雅利[イワサワマサトシ]
フランス語翻訳家。東京外国語大学大学院修士課程修了

相川千尋[アイカワチヒロ]
フランス語翻訳家。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

46
2001年初出。2016年最後の課題として、読み進めようとした。もちろん、高価なために、図書館からお借りしてきた。年末、年始にこなした。千頁を越える大部。辞書そのものの専門書。7:3=本文:付録の大雑把な構成と言える。クズネッツ曲線:1955年提唱。工業化および経済成長過程で、所得格差は常に釣鐘曲線(21頁)。逆U字曲線。重要なのは、配当の実質的価値にインフレがもたらす影響はすべて、短期的(70頁)。資本所得の割合は、全体的な景気循環の動きと同じ方向へ変わる意味で「順景気循環的(プロサイクリカル)」で、2017/03/30

roughfractus02

5
資本主義は格差によって運動し、経済発展すれば格差は解消すると経済学はいう。では、この格差は現実の経済にどう影響するのか?フランスを対象としたこの大著が示すのは、20世紀に5倍に膨らむ購買力の原因が労働所得でなく資本所得にあるという点だ。両所得の乖離が格差を生むのは後の『21世紀の資本』に詳しいが、著者は本書で1990年代のフランスの減税策がランティエ(不労所得者)の資本所得を増大させる一方、彼らが経済成長に寄与しない点を強く批判し、経済成長はランティエ層と労働所得層の格差縮小によって刺激されると主張する。2018/07/08

長岡崇

1
読書メーターにおける21世紀の資本と本書の登録数が100倍近い 我々が1%だ2018/11/11

田中峰和

1
「21世紀の資本」へと連なるピケティの出発点となる研究書。20世紀百年間のフランスの税務記録を分析した手法は後の名著にも活かされる。あからさまに格差が大きくなった社会は本質的に不安定だとする指摘はいつの時代も当てはまる。2001年に発表されたこの研究書で、ピケティは次のような根本的疑問に取り組んだ。高所得者と中・低所得者との格差は、20世紀の間に大きくなる傾向があったのか。それとも小さくなったのか。市場経済においては、所得格差がどう推移していくのが自然なのか。税込み18,360円の書籍は図書館で借りた。2016/11/13

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